社会

グッド!モーニング

2025年10月15日 11:10

警察官ら4人殺害の男に死刑判決 言い渡しの瞬間足震わせる 「完全責任能力あった」

警察官ら4人殺害の男に死刑判決 言い渡しの瞬間足震わせる 「完全責任能力あった」
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 おととし、長野県中野市で警察官を含む4人が殺害された事件の裁判員裁判で、被告の男に死刑判決が言い渡されました。

裁判長「被告の刑事責任はあまりに重大」

 裁判長が「死刑」という言葉を口にした時、足を小刻みに震わせ、落ち着かない様子を見せた青木政憲被告(34)。

 裁判で争点となったのは、青木被告の責任能力の有無です。

裁判で争点
裁判で争点

 検察側が死刑を求刑したのに対し、弁護側は、心神耗弱の状態だったとして無期懲役が相当だと主張。

 先月26日に行われた裁判では、それまで黙秘を貫いていましたが、法廷で支離滅裂な言葉を口にした青木被告。

法廷で支離滅裂な言動を口に
法廷で支離滅裂な言動を口に
「私は異次元存在だから、迫害を受けて人を殺して死刑になるために来た」
「もう二度とプレーしない。被害に遭った人には、埋め合わせがあるだろう」

 しかし、14日の裁判では、完全責任能力が認められ、事件の重大性と残虐性から、死刑が言い渡されました。

「完全責任能力があった」
「完全責任能力があった」
裁判長
「善悪を判断し行動をコントロールする能力があり、完全責任能力があった」
「被告の刑事責任はあまりに重大。死刑の選択を回避すべき事情は見いだせなかった」

 弁護側は…。

今村義幸弁護士
「諦めるわけにはいきませんので、必ず控訴します」

 今後、被告と面会し、控訴について話をする予定だということです。

(「グッド!モーニング」2025年10月15日放送分より)

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