将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋聖、棋王、王将、23)に佐々木勇気八段(31)が挑戦する第38期竜王戦七番勝負が10月16日、福井県あわら市の「あわら温泉 美松」で第2局の対局を開始した。前日に現地入りした両者は、福井駅前の恐竜モニュメントの前で記念撮影を行った。
第2局の開催地となったあわら市は、前年度に「北陸新幹線芦原温泉駅開業」と「市制施行20周年」を記念して竜王戦を誘致。今年は2年連続2回目の開催となる。福井では、県を挙げて両者の再訪を歓迎。15日に福井駅に到着した両者は、和服姿で将棋盤を挟む恐竜像を前に記念撮影や報道陣への取材対応を行った。
福井は国内で発見された恐竜化石のうち約8割が県内で見つかったことから“恐竜王国”として親しまれており、福井駅周辺にはティラノサウルスなど21体以上の恐竜が設置されている。
全国各地で行われるタイトル戦で様々は記念撮影に応じてきた藤井竜王と言えども、恐竜との撮影は初。「後ろに恐竜がいるというシチュエーション自体今までなかったかなと…」。さらに、恐竜はリアルな動きと鳴き声も再現されており、「さらに鳴き声もついているということで、なかなか貴重な経験だったと思います(笑)」と、あまりにシュールな状況が王者の笑いのツボにはまっていた様子だった。
藤井竜王の表情に、ファンも興味津々。ABEMAの視聴者からは「たのしそうやな」「つぼってるw」「ほんと、おもしろ」「なんで恐竜が将棋指すねんw」「将棋仕様の恐竜w」「和服を着た恐竜」「シチュエーションで笑えます」「聡太も勇気も可愛いw」「鳴き声」「意味分からん」など多数のコメントが押し寄せていた。
現在福井駅の恐竜モニュメントは、竜王戦開催を記念して和服姿に変身。さらに向かい合う二体の恐竜の間に特設された将棋盤は、前期第2局の図面が再現されている。この歓迎ぶりに藤井竜王は、「県全体で対局に期待して頂けているんだなということで、それに応えられるようにしっかり集中して指していきたい」と笑顔を見せていた。 (ABEMA/将棋チャンネルより)