1
自治体の判断で猟銃が使える「緊急銃猟」によって、15日に全国で初めてクマが駆除されました。
クマ犠牲者、過去最多の2023年度を超える
10月に入っても全国各地でクマの目撃情報やクマによる被害が相次いでいます。
宮城県仙台市では15日、住宅街を流れる小さな川付近でクマに猟銃が使用されたということです。
近隣住民
「(Q.発砲の音は?)乾いた音で一発だけ。やっぱり怖いね。まさかそこにいるなんて思わなかった」
「(Q.発砲の音は?)乾いた音で一発だけ。やっぱり怖いね。まさかそこにいるなんて思わなかった」
駆除されたクマは、体長1.4メートルのオスのツキノワグマ。雑木林のそばを流れる川を伝って迷い込んだとみられます。
現場は住宅が密集する地域で、住民に危険が及ぶ可能性がありました。仙台市は、先月改正された法律に基づき、市街地での緊急の猟銃の使用を許可しました。先月に始まったばかりですが、実施するのは全国で初めてです。
今月8日、岩手県北上市の山林で頭部などにかまれたような痕のある男性の遺体が発見されました。環境省は15日、クマによる被害と新たに認定。
4月以降のクマによる犠牲者は北海道と岩手県でそれぞれ2人、宮城県、秋田県、長野県でそれぞれ1人の合わせて7人となり、過去最も多かった2023年度を超えました。
15日、岩手県雫石町の山林では、80代の男性が箱わなから飛び出したクマにかみつかれ、右腕を6針縫うけがをしました。
群馬県みなかみ町では13日、散歩をしていた夫婦がクマ1頭に襲われ、男性は左手の指を、女性は左腕と左足の太ももをかまれました。
けが人を含めるとクマによる被害は4月から9月までで全国108人に上っています。
(「グッド!モーニング」2025年10月16日放送分より)
広告