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上皇后・美智子さまが91歳の誕生日を迎えられました。上皇さまと手をつなぎ談笑されるなど、近況が明かされました。
日課は読書“今読んでいる本”
両陛下そして愛子さまも、美智子さまのお祝いに駆け付けられました。
91歳です。互いを支えあうようにつながれた手。
宮内庁
「上皇后さまの細やかなお支えに度々に『ありがとう』とほほ笑まれる陛下に、いつも優しくうなずかれながらほほ笑み返されています」
「上皇后さまの細やかなお支えに度々に『ありがとう』とほほ笑まれる陛下に、いつも優しくうなずかれながらほほ笑み返されています」
穏やかにお過ごしになる一方で、体調について宮内庁はこのようにコメントしています。
「お疲れやすくなり、体力も少しずつ低下されているように感じられます。今年のお出ましは数えるほどでした」
美智子さまは去年、右大腿(だいたい)骨を骨折しましたが、御所では毎日リハビリをこなし、ほぼ以前の状態まで回復されたそうです。
夏の軽井沢でのご静養も慎重に検討されましたが、美智子さまは満蒙開拓の歴史を伝えるこの地を再び訪問できたことに安堵(あんど)されたご様子だったということです。
お出ましが減る一方、続けられているのが読書です。
美智子さまが、新聞を見て取り寄せられた「シリアの秘密の図書館」。内戦下のシリアでがれきの下から本を集め、秘密の図書館を作ったという実話を元にした絵本です。
児童文学への造詣が深い美智子さま。
「活字の持つ力を知った大人たちは、すべての子どもたちに同じ機会が与えられることを望んでいます。特に、厳しい状況を生き抜かねばならなかった子どもたちにです」(スイス・バーゼル市 2002年)
今回の絵本について側近は「本を読むことがいかに大切かという内容の本で、美智子さまが今まで日々なさってきたことと重なり合う、共鳴しあう本だと感じた」としています。
美智子さまは、日々の読書のほか、上皇さまと本の音読も続けられています。
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