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両陛下と愛子さまが戦後80年の節目に初めて「東京慰霊堂」を訪問し、遺族と懇談されました。
初めて東京都慰霊堂を訪問
愛子さまが、両陛下が車を降りられるのを待っています。
23日午後2時すぎ、両陛下と愛子さまは東京都の小池知事の出迎えを受け、両国にある東京都慰霊堂を訪問されました。
一礼すると、トルコギキョウなどを静かに供えられました。
小池都知事
「三重塔がございまして、亡くなられた16万もの御遺骨を(納骨)」
「三重塔がございまして、亡くなられた16万もの御遺骨を(納骨)」
天皇陛下
「そうなんですね」
「そうなんですね」
両陛下と愛子さまが初めて訪問された東京都慰霊堂。大震災の被害者だけでなく、東京大空襲の犠牲者も葬られ、およそ16万3000の遺骨が納められています。
上皇ご夫妻も10年前、戦後70年の節目に東京都慰霊堂を訪問し、花をそえられました。
その慰霊の気持ちを引き継がれる両陛下もまた、戦後80年の今年、愛子さまを伴い、東京都慰霊堂を訪問されました。
天皇陛下
「どなたを亡くされました?」
「どなたを亡くされました?」
東京大空襲の遺族 秋元紀子さん(49)
「祖父を…」
「祖父を…」
雅子さま
「大空襲で?」
「大空襲で?」
秋元さん
「そうです」
「そうです」
天皇陛下
「残念でしたね」
「お住まいはこの近く?」
「残念でしたね」
「お住まいはこの近く?」
陛下が話しかけられたのは、東京大空襲の遺族です。
東京大空襲の遺族 大野仁王美さん(61)
「雅子さまも本当に優しい笑顔で接してくれて、お返事していただいた時、感激しました。愛子さまもあんなにお若いのに…私は『目を合わせてはいけない』と育ってきたが、目が合ってしまいました」
「雅子さまも本当に優しい笑顔で接してくれて、お返事していただいた時、感激しました。愛子さまもあんなにお若いのに…私は『目を合わせてはいけない』と育ってきたが、目が合ってしまいました」
東京大空襲の遺族 田中洋子さん(82)
「(Q.愛子さまは?)『大変でしたね、ご苦労なさったんですね』とお話が返ってきました。すごくお優しいお三方でうれしかったです」
「(Q.愛子さまは?)『大変でしたね、ご苦労なさったんですね』とお話が返ってきました。すごくお優しいお三方でうれしかったです」
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