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高熱やせきの症状が続く「マイコプラズマ肺炎」の感染者が増えています。インフルエンザを疑い感染が発覚するケースもあり、医師は注意を呼び掛けています。
マイコプラズマ肺炎感染増加
都内のクリニックには、せき込みながら受診する患者が見られました。
いとう王子神谷内科外科クリニック
伊藤博道院長
「ひょっとすると、マイコプラズマと百日ぜき、両方感染しているかもしれません。百日ぜきの抗原検査は陽性です」
伊藤博道院長
「ひょっとすると、マイコプラズマと百日ぜき、両方感染しているかもしれません。百日ぜきの抗原検査は陽性です」
百日せきは陽性。レントゲン写真を確認すると、マイコプラズマ肺炎に感染していることも分かりました。
今月に入り、インフルエンザなどを疑い受診した患者のうち、マイコプラズマ肺炎にかかっていたことが分かるケースが目立っているといいます。
熱やせき、たんなどの呼吸器系の重い症状が同時に起こるというのが特徴です。
感染者数は9月頃から増加傾向で、1医療機関あたりの感染者は、今月12日までの1週間で1.53人。5週連続で増加しています。
伊藤院長
「せきがひどくなってくると、場合によってはたんが絡んだり、呼吸が苦しくなってくると。そして高めの熱が出ることがしばしばあります。38.5度、39度などですね」
「せきがひどくなってくると、場合によってはたんが絡んだり、呼吸が苦しくなってくると。そして高めの熱が出ることがしばしばあります。38.5度、39度などですね」
先週、5歳の子どもが感染したという母親はこのように話します。
埼玉在住 40代
「夜帰ってきて熱を測ったら その時に38度あったんですね。日曜日の日も最高で39度3分とか、熱が9度を超えるようなことがあって。せきも結構たんが絡むようなせきをゴホゴホしはじめて」
「夜帰ってきて熱を測ったら その時に38度あったんですね。日曜日の日も最高で39度3分とか、熱が9度を超えるようなことがあって。せきも結構たんが絡むようなせきをゴホゴホしはじめて」
インフルエンザは陰性でしたが、マイコプラズマ肺炎と診断されました。
伊藤院長によると、寝不足や栄養不足などで免疫力が低下している人は感染しやすいといい、初期の段階では通常の風邪と症状が変わらないため、見分けることが難しいといいます。
「激しいせきが1週間以上続いて、全身状態が悪かったり、熱があるなど、強い感染兆候を有する時は(マイコプラズマ肺炎を)考えてみる必要があると思います」
抗生物質による治療が一般的で、完治までに長くて2週間かかる場合もあります。
(「グッド!モーニング」2025年10月24日放送分より)
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