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1医療機関あたりのインフルエンザの患者報告数が9週連続で増加しています。医療の最前線で働く医師たちが実践する感染対策を聞きました。
インフル流行 9週連続増加
大学生
「大学でインフルエンザがはやっている」
「大学でインフルエンザがはやっている」
いとう王子神谷内科外科クリニック
伊藤博道院長
「インフルエンザA型が陽性」
伊藤博道院長
「インフルエンザA型が陽性」
1人…。
伊藤院長
「インフルエンザA型が陽性」
「インフルエンザA型が陽性」
また1人…インフルエンザです。
伊藤院長
「時期的に早すぎる。数も多いし重い患者がいるのが早い。異例の年と言える」
「時期的に早すぎる。数も多いし重い患者がいるのが早い。異例の年と言える」
厚生労働省が24日に発表した、1つの医療機関あたりのインフルエンザの患者報告数は、東京で5.59人でした。前の週の4.76人からおよそ1.2倍増え、9週連続で増加となりました。
今月になって、急に気温が下がったことが関係するのでしょうか。
伊藤院長
「去年は12月1週目の週末に突然爆発的に増えた、この時も急に冷えた」
「去年は12月1週目の週末に突然爆発的に増えた、この時も急に冷えた」
実際、去年は12月中旬すぎに急に感染のピークを迎え、その後収束。一方おととしは、緩やかなピークが長く続いています。
今年はどうなるのか、感染制御学に詳しい東邦大学の小林教授は…。
「大きなピークを迎えると、早く収束していくというような傾向ですし、緩やかな山ですと何度かそのピークを迎えながら長く続くという」
小林教授は流行地域から来た観光客の影響や急激に寒くなったことが、要因だとしています。
一方、田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー科の岸本久美子医師は流行は長引くと予想。
「インフルエンザのワクチンを打ってない段階での流行なので、通常より流行期間は長くなる」
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30年感染知らず 医師の対策は
ではどう防ぐべきなのか。3人の医師が実践している、インフルエンザ対策を聞きました。
岸本医師
「最後は10年くらい前」
「最後は10年くらい前」
10年感染していない岸本医師が勧めるのは加湿と、30分に1度、15センチほど窓を開けての換気です。さらに…。
「ちょっと飛沫(ひまつ)が直接浴びちゃったかもなって時は、必ずマスク直ぐ替えたりとかウイルス付着したものついていると、たくさん吸っちゃう」
小林教授
「インフルエンザは10年以上(感染の)記憶がないですね」
「インフルエンザは10年以上(感染の)記憶がないですね」
ワクチンをすでに打ったという小林教授の対策は?
「やはり1日10回20回は普通にアルコールによる手指消毒をしております。皆さん周り見ていると、ちゃっちゃとやってシャシャってやるぐらいですので、乾くまでに少し時間かかりますので、十分に擦り込むということが大事な方法になります」
ポイントはしっかり擦り込む。
伊藤院長
「大学4年生の時、風が入り込む寒い安いアパートに住んでいた。その時にインフルエンザに罹患(りかん)した。それ以来30年間罹患しておりません」
「大学4年生の時、風が入り込む寒い安いアパートに住んでいた。その時にインフルエンザに罹患(りかん)した。それ以来30年間罹患しておりません」
伊藤院長は指先の洗い方を伝授。
「ちょっとやってみましょうか。チューリップみたいに、パプリカみたいに上向きに指をして、ちょっとこうコンパクトにするためにちょっと丸めます。丸めて指を上に向けるとこの蛇口の流水にコミットしやすいので、指先が一番よく洗えてきれいですよね」
そのあとは、ペーパータオルで指先から手首にかけて拭き、ペーパータオルで蛇口を締めるのが、ポイント。
病院から家に帰る前に必ずやっていることもあるそうです。
「安い綿と安いアルコールの液で何ら問題ないので、これでスマートフォンを表面を消毒し、あとは側面を消毒し、指先が最も衛生度が高くて菌・ウイルスが極めて少ない状態を維持するということが大事」
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