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■とうとうやってくる「乾燥」の季節
日本列島は27日(月)から28日(火)にかけて今シーズン初と言えるような西高東低の冬型の気圧配置になる見込みです。日本海側では雷雨となり、北海道は市街地でも積雪が予想されるため車の運転は要注意です。
一方、太平洋側は山越えの乾いた北風が吹きこむ予想です。関東では28日(火)には20%台まで湿度が下がる予想で、今シーズン一番のカラカラ空気に包まれる見込みです。
【予想最小湿度(28日)】
水戸 23%
宇都宮27%
前橋 24%
東京 30%
水戸 23%
宇都宮27%
前橋 24%
東京 30%
■加湿器も使用前にはしっかり手入れを
最近、急激に寒くなってきて、防寒着や暖房の準備を始めた方も多いと思いますが、加湿器の準備も始めるようにしてください。加湿器もシーズン初めの手入れが重要で、夏の間にたまったホコリなどをそのままにして使い始めると効率が悪くなるだけでなく、ホコリや菌を空中に撒き散らすことになりかねません。使用前にタンクやフィルターをしっかりと掃除しておきましょう。29日(水)頃までは関東など太平洋側では秋晴れが続くのでお手入れチャンスです。
■乾燥注意報では肌荒れ具合は分からない
気象庁は空気が乾燥してきたときに「乾燥注意報」を発表しています。ただこの注意報では、お肌の荒れ具合は判断できません。乾燥注意報を出す目的は「火災の予防」であるため、木材の乾燥具合で判断されます。木材は乾燥状態がしばらく続かないと乾かないため、乾燥注意報もカラカラ状態がしばらく続いてから出されることになります。一日でどれだけ乾燥しても前後に雨が降る場合だと乾燥注意報は出されない場合が多いのです。
肌荒れなどの乾燥を判断するためには、自ら湿度計を用意するほか、気象庁のアメダスの観測値を見てみましょう。昔は湿度を観測するアメダスは比較的少なかったのですが、近年、湿度も観測するアメダスが増えています。近くのアメダスの観測値を気象庁のホームページなどで確認するようにしてください。
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