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この1カ月、連日、全国で出没しているクマ。北海道積丹町では地元ハンターの出動拒否が1カ月も続いています。
クマ駆除ハンターに町議暴言か
積丹町民
「気持ち的にも不安だよね。警察のピストルでは対応できないって話だからさ」
「気持ち的にも不安だよね。警察のピストルでは対応できないって話だからさ」
事の発端とされるのは、クマ出没で出動したハンターらに町議が発したという「辞めさせてやる」との言葉。この言葉以外の発言があったことも分かりました。
積丹町の町議
「こんなに人数が必要なのか。金もらえるからだろ。俺にそんなことするなら駆除もさせないようにするし、議会で予算も減らすからな。辞めさせてやる」
「こんなに人数が必要なのか。金もらえるからだろ。俺にそんなことするなら駆除もさせないようにするし、議会で予算も減らすからな。辞めさせてやる」
取材に対して町議は…。
「『何で急に撃つんだ』『こんなに人数いるのか』という話はしたが『辞めさせてやる』とは言っていない」
なぜ、町議はハンターらに厳しい言葉をぶつけたのか。町議の自宅近くでクマが捕獲された後のことでした。
当時現場には10人くらいのハンターが出動していました。関係者によりますと、猟友会のハンターが面識のなかった町議に「誰ですか?」と聞くと、「誰にモノを言っているか」。町議は積丹町議会のベテランで副議長です。
これらのやりとりの後、一部のハンターから「駆除をやりたくない」という声が上がりました。
さらに問題が発覚。積丹町は猟友会の出動拒否を把握していたものの、町議会に報告していませんでした。
石田弘美積丹町議
「一切報告がない。伝えることが行政としての役割」
「一切報告がない。伝えることが行政としての役割」
クマが出没した場合、積丹町は猟友会に出動を要請する方針ですが、「対応してもらえるか分からない」と不安を抱えています。
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