神奈川県鎌倉市で話題のソフトクリーム。かぶりつくと口から緑の粉が噴き出す事態に!
さらに、群馬県で目を疑う用水路を発見。なぜか水が坂をのぼっていきます。
一方、東京・世田谷区には「衝撃でした。変わるんだ」と通行人が驚くの寺の大仏があります。人に反応して動いたり、時間によって向きを変えたりしていました。そのワケとは?
油断大敵?客困惑の絶品ソフトクリーム
まずやって来たのは鎌倉市。大勢の観光客でにぎわう商店街で話題になっていたのは…うっかりすると地獄を見る!?客の7割がむせるという絶品ソフトクリームです。
「見た目、日本の風情、口に含んだ後地獄。その後、上品な味わいが抜けてくる」
その正体に迫ります。
鶴岡八幡宮のすぐ近く、小町通りにある「鎌倉茶々」。外国人観光客にも人気のお店。イチオシは、静岡県産の極上抹茶を使ったプレミアムリッチソフトです。
「抹茶の味がおいしい」
ほろ苦い、大人な抹茶ソフトは老若男女に大好評。ところが、なぜかむせてしまうお客が続出していました。
「やばい。これやばいです」
まさに、油断大敵なソフトクリーム。そのワケは、ソフトクリームに大量にまぶされた抹茶です。
「(口に)入った瞬間にのどに張り付くからゴホーってなる」
一粒の大きさが1000分の1ミリほどの抹茶。これを勢いよく食べるとのどに粒子が張り付き、せき込んでしまうのです。そして、悲劇が…。
「やばい、うわ。結構お気に入りの(Tシャツ)だった。油断するとダメだね」
そんな抹茶、実は超高級品でした。
「石臼で1時間に20グラムしかとれない貴重な抹茶。1グラムあたり100円の抹茶を使用しています」
客の7割がむせるというソフトクリーム。久保田直子アナウンサーも頂くと…「うん!濃い!」。
あれ…?久保田アナはむせませんでした。
しかし、なぜ、むせるほど抹茶をかけるのでしょうか?
「もっと濃いのが食べたいってお客様が相当数いた。抹茶の風味も一緒に楽しんでいただきたく粉をかけるようになった」
店ではスプーンで混ぜると、むせることなく食べられると客に伝えていますが、早く食べたい客の思いが不思議な光景を生み出していました。
世にも奇妙な現象“坂をのぼる水”
続いてやって来たのは、長野県との境にある群馬県嬬恋村。ここに思わず目を疑ってしまう光景がありました。道路を歩いていると…。
「え?待って、私の見間違い?(水が)逆流している?流れがのぼっている」
離れてみると、右奥に向かってのぼっているように見える用水路ですが…。なぜか“のぼり坂”をさかのぼる水。世にも奇妙な現象のなぞを解き明かします。
「(用水路は)のぼっている。え?疲れているのかな、私」
道路沿いにある用水路の長さは、50メートル以上。その流れを再度確認するため、おもちゃを浮かべると…。
「やっぱりすごい勢いで流れている。確実に向こうに流れていますね」
他のおもちゃで試してもかなりのスピードでのぼっているように見えます。ここで久保田アナは「“水の勢い”説」を立てます。
しかし、水の勢いだけでこれほど長い坂道をのぼり続けることは難しい気もします。そこで近くにいた人に映像を見てもらうことに…。
「なんだろう。全然分からないです」
「目の錯覚なのかな。(用水路の)傾斜がね」
「“目の錯覚”説」も出てきました。用水路の傾斜を測ってみると驚きの結果が出ました。
「傾斜が下りの目盛りに傾いている」
針は、下りの傾斜2°近くを指しています。のぼっているように見えた用水路。実際は下っていたのです。一体なぜなのでしょうか?
立命館大学で坂道の傾斜を研究する衣笠総合研究機構・人間科学研究所の對梨成一さんに聞きました。
道路の傾斜を測ると、およそ4°の下り。一方の用水路は2°近く下り。
のぼっているように見える用水路ですが、三脚で水平に撮った映像に水平線を引いてみると、確かに下っています。世にも奇妙な用水路は、下り坂の道路が引き起こす、目の錯覚でした。
時間によって変化?世田谷に不思議な大仏
東京・世田谷区の世田谷通り沿いにある大仏。一見普通の見た目ですが、街の人はこう話します。
「衝撃でした。変わるんだみたいな」
近隣住民(70代)
「時間によって変わってますよ」
時間によって変化が起こる大仏?その不思議を追跡しました。
やってきたのは成城学園前駅から徒歩15分、「妙法寺」です。大仏は境内の奥に…。
「まずはちょっと拝んで。お邪魔いたします」
「大仏さまに関する不思議に気づけるかな?」
実は、この時すでに不思議は起きていました。
「今まさに、え?今まさに不思議が発生した?していた?」
大仏の顔に注目してください。実は早送りで見てみると、大仏が回転していたのです。一体なぜ?
「これじゃないですか、センサー」
普段、本堂を向いている大仏ですが、参拝者がやって来ると、センサーが作動。大仏が正面を向き、迎えてくれる仕掛けになっていました。
さらに、午後5時ごろになると、本堂を向いていた大仏が5分ほどをかけ、180°大回転。
「回転して体の向きが、こちらの世田谷通り側を向きました」
「回転するのがもう楽しみでしょうがない。前と後ろを昼間と夜で、見守ってくれる」
朝9時から夕方5時までは本堂を。そして夕方から翌日の朝までは世田谷通り側を向いているのだそう。そこには、重要な意味が隠されていました。
「(日中は)お寺をお守りしていただき、(帰宅時と出勤時)世田谷通りの交通安全のため回っていただいている」
大仏が回転するワケは、参拝者だけでなく、街ゆく人たちも見守りたい。そんな優しさがキッカケでした。




















