2
26年前、名古屋市の主婦殺害事件で逮捕された安福久美子容疑者(69)。
被害者の夫・高羽悟さん(69)と高校で同級生だったのは、50年以上前です。
当時のおぼろげな記憶を周囲の人が呼び起こすことも。
妻・奈美子さんの27回忌の法要で、悟さんは妹から、こんなことを言われたそうです。
高羽悟さん
「『お兄さん、喫茶店で泣きつかれて迷惑したと怒って帰って来たじゃん。あの女でしょう』と言われたので、そこで思い出した。すっかり忘れていて」
「『お兄さん、喫茶店で泣きつかれて迷惑したと怒って帰って来たじゃん。あの女でしょう』と言われたので、そこで思い出した。すっかり忘れていて」
それは、悟さんと安福容疑者が、別の大学に進学してからのことでした。
高羽悟さん
「私が、毎日、練習しているコートのところに女性が立っていて。ずっと立っているから、だんだん、ざわつくといったら、おかしいが、ほかの部員が『あの女、誰だ』『何で立っているんだ』となって」
「私が、毎日、練習しているコートのところに女性が立っていて。ずっと立っているから、だんだん、ざわつくといったら、おかしいが、ほかの部員が『あの女、誰だ』『何で立っているんだ』となって」
そして、ある日、練習終わりに話しかけてきたので、喫茶店に場所を移し、「さすがにここまで着いて来るのは困る」と告げたそうです。
すると、安福容疑者は、しくしくと泣き出したといいます。
広告
安福容疑者は、高校から大学時代にわたり、悟さんに一方的な好意を寄せ続けていたとみられます。その後、悟さんは奈美子さんと結婚しました。
1996年6月、安福容疑者と悟さんは、高校の部活のOB会で再会。お互い、40歳を超えてからでした。
高羽悟さん
「『すごいバリバリ仕事しながら、家事もやっている』と言っていた。明るくなったし、自分から『私、一生懸命やっている』なんてアピールする子じゃなかったので、明るくなって良かったという印象」
「『すごいバリバリ仕事しながら、家事もやっている』と言っていた。明るくなったし、自分から『私、一生懸命やっている』なんてアピールする子じゃなかったので、明るくなって良かったという印象」
その5カ月後。
安福容疑者は、用意していた刃物を持ち込んで、奈美子さんを襲ったとみられることが新たにわかりました。その凶器は、すでに処分したのか。安福容疑者の自宅の捜索で、凶器とみられる刃物は見つかっていないということです。
広告









