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ただひたすら1時間半ぼーっとすることを競うという、一風変わった大会が東京・渋谷で開催されました。スマホが手放せない情報過多の時代、「何もしない」ことの価値が見直されてきています。
芸術点&技術点を47組が競う
社会にもまれて疲労困憊(こんぱい)の人に、ぼーっとしていたら夏が過ぎた人。ドラえもんに全体重を預けたのび太くんまで!
誰が一番ぼーっとできたかを見た目の「芸術点」と心拍数の安定度の「技術点」で競うこの大会。東京大会第3回目の今回のテーマは「情報過多」です。
総勢47組の10代から20代のZ世代が参加し、スマホから離れて自分自身にログインする時間を過ごします。
今、Z世代が一日にスマホを見ている時間は…?
10代
「少ないと6時間、多いと10時間使っている」
20代
「映画を見ていると7〜8時間」
「少ないと6時間、多いと10時間使っている」
20代
「映画を見ていると7〜8時間」
モバイル社会研究所によると、Z世代がスマホなどを使う時間は、一日平均7時間以上という調査結果もあります。なぜ、この大会に参加したのでしょうか?
高校生
「国語の授業で空白の大切さを教わって、空白作ってみたいなと思って。授業中もたくさん練習してきた」
公務員
「得意そうだねって(周りの)全員に言われて。どうやらぼーっとしているらしい、仕事中とか」
「国語の授業で空白の大切さを教わって、空白作ってみたいなと思って。授業中もたくさん練習してきた」
公務員
「得意そうだねって(周りの)全員に言われて。どうやらぼーっとしているらしい、仕事中とか」
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脳が情報整理 大事な時間
前回大会の優勝者など強豪ひしめくなか、Z世代の番組スタッフも参加しました。テレビ局での忙しい日々を一時忘れて、ぼーっとします。
実はこのぼーっとする行為は、脳が情報を整理するための大事な時間。おくむらメモリークリニックの奥村歩医師によると、常にスマホを使い続けていると、脳の中にごみがたまって片づけられないような状態になり、認知障害を引き起こす恐れもあるといいます。
そして90分が経過し、競技が終了しました。結果は…。
のび太くんさながら、見事に「ぼーっとした」小学6年生の男の子が準優勝!栄えある優勝に輝いたのは、中学2年生の2人でした。2人はこう話します。
「勉強に疲れたなと思って参加した」
「寒かったけど、何も考えないでぼーっとできた」
「(Q.今回のコンセプトは?)電波のない宇宙に行く」
「(Q.宇宙に行けた?)行けました!」
「寒かったけど、何も考えないでぼーっとできた」
「(Q.今回のコンセプトは?)電波のない宇宙に行く」
「(Q.宇宙に行けた?)行けました!」
(「グッド!モーニング」2025年11月5日放送分より)
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