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湯船にたまった水が、赤茶色になっています。三重県亀山市で発生している濁り水。一体、何が起きているのでしょうか。
原因不明 復旧のめど立たず
シャワーホースから出てくる茶色い水。バスタブにたまると、麦茶のように濁っています。
亀山市民
「薄い黄色のが出たり、コーヒーのような茶色いのが出たり」
「薄い黄色のが出たり、コーヒーのような茶色いのが出たり」
三重県亀山市では、今月1日から水が濁りだし、およそ2700世帯に影響が出ています。午前11時すぎの三重県亀山市です。こちらの小学校では、市民に生活用水が配られています。
住民
「もうちょっと入れといて」
「もうちょっと入れといて」
職員
「満杯までいきましょうか」
「こんなもんでよろしい」
「満杯までいきましょうか」
「こんなもんでよろしい」
住民
「ありがとう」
「(Q.いつ頃から黒い?)うちは月曜から」
「(Q.色は?)きのう、おとといは真っ赤やったな。真っ黒!真っ茶!」
「(Q.においは)ちょっと鉄くさかったけど、大丈夫」
「ありがとう」
「(Q.いつ頃から黒い?)うちは月曜から」
「(Q.色は?)きのう、おとといは真っ赤やったな。真っ黒!真っ茶!」
「(Q.においは)ちょっと鉄くさかったけど、大丈夫」
亀山南小学校 米村健校長
「調理室で少し濁りを確認できた。子どもたちには水道水は飲まないこと、手洗いは良いですよと」
「調理室で少し濁りを確認できた。子どもたちには水道水は飲まないこと、手洗いは良いですよと」
小学校の給食室には6日、給水された水が大量に並んでいました。水仕事も一苦労です。
給食に困り、メニューは3日連続でカレーになったということです。
給水にきた市民
「鉄さびみたいな茶色い水で。あれ見たら、お風呂も入れないし…顔も洗うことができない」
「鉄さびみたいな茶色い水で。あれ見たら、お風呂も入れないし…顔も洗うことができない」
市内に住む男性の自宅に伺うと…。
給水にきた市民
「今は変わりませんね。通常と同じ」
「今は変わりませんね。通常と同じ」
濁りは解消しているように見えます。
三重県亀山市で水が濁りだしたのは今月1日のこと。最初は阿野田町や菅内町でしたが、その後、水が濁る地域はさらに拡大。
市は6日、上流部の水道管を清掃しましたが、下流ではまだ濁りが発生しているといいます。
その地域にある中庄町では4日、風呂の水が濁り、底には黒い砂のようなものも。住民によると、今もまだ水は少し濁っているということです。
市内の喫茶店では…。
喫茶店の店主
「その時、炊いたコメが茶色くなった。お客さんには絶対出せない」
「その時、炊いたコメが茶色くなった。お客さんには絶対出せない」
コメを炊くのも、ペットボトルの水で炊いているということです。
なぜ、水が濁ったのでしょうか。市は…。
亀山市 上下水道部 高沢直さん
「水道管の中に付着した鉄のサビがはがれて、茶色い水が発生していると考えている。水道管の中に入った鉄のさびの水を放流して、きれいな水に交換する」
「水道管の中に付着した鉄のサビがはがれて、茶色い水が発生していると考えている。水道管の中に入った鉄のさびの水を放流して、きれいな水に交換する」
原因は調査中ですが、水道管のさびが混入している可能性があるということです。
上下水道の設計に詳しい専門家は…。
上下水道部門技術士 高堂彰二氏
「一時的に出ることは当然ある、よくあること。経年劣化でさびこぶがついて、ぽろぽろとれて赤水になることは多少あるが、6日間流れ続けるのは、聞いたことがない」
「一時的に出ることは当然ある、よくあること。経年劣化でさびこぶがついて、ぽろぽろとれて赤水になることは多少あるが、6日間流れ続けるのは、聞いたことがない」
専門家は水道管の工事が原因で濁り水が出た可能性も指摘していますが、市は最近、水道管工事などは行っておらず、突然濁った水が出てきたと説明しています。
市民
「早く原因が分かって元通りになれば。水は欠かせませんから」
「早く原因が分かって元通りになれば。水は欠かせませんから」
市は復旧を急ぐとともに、水道水に赤みがある場合は、飲んだり洗濯に使ったりしないよう呼び掛けています。
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