社会

ABEMA NEWS

2025年11月9日 14:30

高市総理“午前3時出勤”で波紋…部下は悲鳴も?元官僚「ブラックなのは覚悟の上」「一番辛いのは政治家のメディアパフォーマンスのための答弁作成」

高市総理“午前3時出勤”で波紋…部下は悲鳴も?元官僚「ブラックなのは覚悟の上」「一番辛いのは政治家のメディアパフォーマンスのための答弁作成」
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 7日から始まった衆議院の予算委員会に向け、高市早苗総理が午前3時出勤していたことが話題となっている。この件について、『ABEMA Prime』で元経産官僚の門ひろこ氏と武井亜樹氏が考えを述べた。

【映像】午前3時出勤する様子(実際の映像)

■「緊急時の対応で招集されることはあるため異例ではない」

 元経産官僚の門ひろこ氏は、午前3時から準備をしていたことに、「ちょっと珍しい」とコメント。しかし、「緊急時の対応などで未明に招集されることはあるため、それ自体が異例というわけではない」と明かす。

 今回のケースにおいては、「公表しているから申し上げてもいいと思うが、ご主人の山本先生は介護が必要だが、公邸はあまりバリアフリーではない。だから、多分、宿舎にお住まいになられていて、そこから通勤をされているという事情もあったのではないか」。

 さらに、「高市総理自身が発言されているように、お昼に通告は出ていたが、役所側での質問を起こす作業(答弁書作成業務)が遅れがちになってしまう。やっぱり野党は追及したいし、練りたい。ざっくりとした質問内容は教えてもらえるが、詰めるまでに、どうしても時間がかかる」と推測した。

■「ブラックなのは覚悟の上」「一番辛いのは政治家のメディアパフォーマンスのための答弁作成」

 高市総理の異例な準備に対し、「下で働く人の方が大変」などの意見があるが、門氏は自身の経験から「官邸に出向する人間は、ミサイルや事故などの緊急事態もあるため 、24時間対応できるようにする。そういう働き方ができる人が中心に集まっているが、分担や当番制なども可能だ」と説明した。

 元経産官僚の武井亜樹氏は、「官僚の仕事をしてる時点で、ブラックなのは覚悟の上でやっている部分がある。それよりも官僚の人たちが一番辛いのは、政治家のメディアパフォーマンスのために答弁を作らされる仕事が結構多いことだ。もし、リーダーが国を変えたいと思ってて、そのための必要なことだったら、本望な部分も結構多いのではないか。どんな仕事でも、やりたいことだったら頑張れる」との見方を示した。

(『ABEMA Prime』より)

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