7日から始まった衆議院の予算委員会に向け、高市早苗総理が午前3時出勤していたことが話題となっている。この件について、『ABEMA Prime』で元経産官僚の門ひろこ氏と武井亜樹氏が考えを述べた。
■「緊急時の対応で招集されることはあるため異例ではない」
元経産官僚の門ひろこ氏は、午前3時から準備をしていたことに、「ちょっと珍しい」とコメント。しかし、「緊急時の対応などで未明に招集されることはあるため、それ自体が異例というわけではない」と明かす。
今回のケースにおいては、「公表しているから申し上げてもいいと思うが、ご主人の山本先生は介護が必要だが、公邸はあまりバリアフリーではない。だから、多分、宿舎にお住まいになられていて、そこから通勤をされているという事情もあったのではないか」。
さらに、「高市総理自身が発言されているように、お昼に通告は出ていたが、役所側での質問を起こす作業(答弁書作成業務)が遅れがちになってしまう。やっぱり野党は追及したいし、練りたい。ざっくりとした質問内容は教えてもらえるが、詰めるまでに、どうしても時間がかかる」と推測した。
■「ブラックなのは覚悟の上」「一番辛いのは政治家のメディアパフォーマンスのための答弁作成」
高市総理の異例な準備に対し、「下で働く人の方が大変」などの意見があるが、門氏は自身の経験から「官邸に出向する人間は、ミサイルや事故などの緊急事態もあるため 、24時間対応できるようにする。そういう働き方ができる人が中心に集まっているが、分担や当番制なども可能だ」と説明した。
元経産官僚の武井亜樹氏は、「官僚の仕事をしてる時点で、ブラックなのは覚悟の上でやっている部分がある。それよりも官僚の人たちが一番辛いのは、政治家のメディアパフォーマンスのために答弁を作らされる仕事が結構多いことだ。もし、リーダーが国を変えたいと思ってて、そのための必要なことだったら、本望な部分も結構多いのではないか。どんな仕事でも、やりたいことだったら頑張れる」との見方を示した。
(『ABEMA Prime』より)
