台風は温帯低気圧に変わるも雨風に警戒は必要
台風26号はきょう13日(木)午前9時に前線と一体化し、温帯低気圧となりました。ただ、低気圧としての構造が変わっただけで、雨や風が弱まるわけではありません。
元台風26号の雨雲は今夜にも沖縄本島や奄美大島付近にかかる見通しで、激しい雷雨や横殴りの雨となる恐れがあります。
すでに数日前から雨が降り続いていて、11月としては記録的な雨量になっているところもあるため、土砂災害や川の増水、低地の浸水などに警戒が必要です。今夜はなるべく2階以上の部屋でお休みください。
予想最大瞬間風速(きょう):沖縄県 35m
予想される波の高さ(きょう):沖縄県 6m
北海道は雷雨から積雪へ 東京も折りたたみ傘を
きょう13日(木)の西日本や東日本は前線の雲がかかりやすく、太平洋側では雨となっているところがあり、関東も東京など南部ではにわか雨があるかもしれませんが、あまり強く降ることはない見込みです。
一方で、寒冷前線が通過中の北日本は雨が雷を伴って局地的に強く降っています。お出かけの際は雨雲レーダーを活用するなど、急な激しい雨や雷雨にお気を付けください。また、竜巻などの突風にも注意が必要です。
この寒冷前線の後ろには寒気が控えていて、今夜には北海道に流れ込むため、今夜からあす14日(金)にかけて市街地でも積雪となりそうです。雪の量はそれほど多くはならない見込みですが、いつもよりスピードを落とすなど安全運転を心がけてください。
札幌ではイチョウが散り、黄色いじゅうたんのように広がっているところもありますが、「イチョウ×雪」はとても滑りやすくなりますので、特に注意が必要です。
今週末はお出かけ日和 週明けは強烈寒気襲来
あす(金)から16日(日)にかけては広く高気圧に覆われ、お出かけには問題ない天気となるところが多くなります。紅葉狩りも楽しめそうです。
ただし、西日本や東日本でも普段から山道を運転される方は冬タイヤの準備をした方が良さそうです。週明けには今季初の冬将軍が襲来し、北日本では冬の嵐、東日本や西日本でも山間部では雪が降り、積雪するところもある見通しです。
東京など都市部でも最低気温が5℃前後まで下がり、今シーズン一番の寒さとなります。朝はダウンジャケットなどが欲しいくらいになりますので、この週末のうちに備えておきましょう。
