社会

ABEMA NEWS

2025年11月15日 11:00

世界的に価値が高騰「トレカ」市場 ひろゆき氏が注目「カードは持っているほど希少性が上がる」「資産形成としては結構おいしい」億単位で売買される超レアカードも存在

世界的に価値が高騰「トレカ」市場 ひろゆき氏が注目「カードは持っているほど希少性が上がる」「資産形成としては結構おいしい」億単位で売買される超レアカードも存在
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 近年、トレーディングカード(トレカ)を扱うショップで窃盗被害が続いている。中でもポケモンカード(ポケカ)は世界的に高い人気を誇ることもあり、1枚で数百万円から数千万円という価値を持つプレミアカードも生まれており、有名オークショーン・サザビーズに出品されたものは36万ドル(約5160万円)で落札。同名のカードは2021年、527万5000ドル(約5.8億円)で取り引きされ、「最も高額なポケカ」としてギネス記録に認定された。

【映像】高額ポケカ、盗難被害の現場(実際の様子)

 今や単なるカードゲームではなく投資対象にもなっているポケカについて、2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏は「カードは持っているほど希少性が上がる」「資産形成としては結構おいしい」など、魅力的な市場であるとコメントした。

■ひろゆき氏「コンテンツが死んでも全然問題ない」

トレカ市場

 3日、東京・池袋のカードショップでは、被害総額2000万円以上という窃盗事件が発生した。また滋賀でも同一店舗が2回、窃盗に遭い、合わせて3000万円以上の被害が出た。事件には大規模なグループが関わっているとされ、犯行は複数犯。盗まれたカードは国内のみならず、海外にも出回ってしまい、なかなか取り戻すことは難しいという。

 これだけ窃盗事件が相次ぐのも、カードの価値が上がるからこそだ。日本ではマクドナルドの「ハッピーセット」としてポケカが配布されたが、このカードが中古市場に出回ると、当初は1パック500〜1000円程度だったものが、一時は8000円にまで高騰。現在でも4000円程度で取り引きされている。また、世界に数十枚しかないカードであれば、数千万円が動くことも珍しくない。

 ひろゆき氏は、カードの価格がゲームとしての強さとは比例せず、また販売が終了したものほどレア度が増すと聞くと「カードは(長く)持っていれば持っているほど、その希少性が上がる。他の人が失ったりすれば、市場に出なくなる。だから持ち続けたら損というババ抜きとは違って、むしろ最後まで持っていた人が儲かる。資産形成としては結構おいしいと思う」と述べた。

 さらに古くからコレクターズアイテムとしても人気がある切手を例に出して、その価値について踏み込んだ。「切手でも数億円するものがある。その切手はもう、郵便に貼っても届けらないが、価値がゼロになることはない。一定のレア度があって、これには価値があるとなれば、美術品と同じでずっと価格は上がり続ける。潰れた企業の株よりも、よほどポケカを持っている方が安全とも言える」。

 また希少性が価格を動かしているとすれば、コンテンツの魅力とは関係ないとも述べる。「魅力とはまた別。中古市場が存在して、それが世界中にマーケットがあるかどうか。日本人は、ほとんど『マジックザ、ギャザリング』というゲームを知らないが、そのカードは世界中に市場があり、価格がつく。もしコンテンツが死んでも全然問題ない。要はマーケットが存在して価格がつくかどうか。突然ポケモンがなくなったとしても、たぶん高いものの価格は維持される」と見通しを示していた。 (『ABEMA Prime』より)

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