1
青森県・野辺地町の海上でクマが“想定外の行動”をとり、ハンター歴14年・青森県猟友会横浜支部の藤野晋三氏が驚きを語った。
11月13日、港へ戻る途中の漁師たちが海を泳いでいるクマを発見した。場所は陸から数百メートルの沖合だった。
このクマの行動に藤野氏は「なかなか稀。14年間狩猟をやって巡り会えたことはない」と語る。
クマは泳ぐのが得意。過去にはヒグマが北海道から利尻島まで、メスを探し求めておよそ19キロを泳いだ事例もある。
「いわゆる迷子の状態。周りが全く分からない状況の中で、パニックになって移動した先の海に飛び込んで泳いでしまっていたのではないか」(藤野氏)
町から要請を受けたハンターらが漁船に乗り込み、海上の現場に急行。藤野氏は「もうあの場で撃つしかない。危険性が高まっていると私は判断した」と当時を振り返った。
ほぼ停まった状態の船の上から駆除し、その後、ロープで船に結んで陸に運んだという。「もし上陸したら民家がたくさんある。そうなると当然人との接触もある。(陸に)上がってしまったら、もう我々では手は出せない」(藤野氏)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
広告
