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大分県・佐賀関の大規模火災発生から4日目。
火元とみられる住宅から見つかった遺体の身元が判明しました。
この家に住む稲垣清さん(76)。生活に手助けが必要な状態でした。
稲垣さんを知る人
「床に座ったら、ひとりで立てない。独身の方だったんで、冷蔵庫の中は、食パンと牛乳くらい」
「床に座ったら、ひとりで立てない。独身の方だったんで、冷蔵庫の中は、食パンと牛乳くらい」
被害が拡大した理由も見えてきました。
大分県 佐藤樹一郎知事
「強風が吹いていたのが、最大の要因」
「強風が吹いていたのが、最大の要因」
新たに公開された火災当日の上空からの映像には、飛び火によるものとみられる炎が、複数の場所であがる様子が記録されています。
細く入り組んだ道に阻まれ、火に近付けなかったことも、被害が拡大した要因の一つかもしれません。
作業の関係者が撮影した21日の規制エリアの中の映像。どこに道があったかすらわからない場所も多いといい、復旧の時期は見通せません。
佐賀関に拠点を置く企業の社員寮では、現在、約30ある空室に被災した人を受け入れる準備が進められていました。
JX金属製錬 佐賀関製錬所 岡本奈々佳さん
「(Q.ここがどういった部屋)こちらは単身の部屋。空き室を避難の方が入れるように」
「(Q.ここがどういった部屋)こちらは単身の部屋。空き室を避難の方が入れるように」
ただ難しいのは、元の場所に戻ることを望む声も根強くあるという。
渡邊榮子さん(88)
「ご近所と、いつも顔を見合わせられるくらい、戸を開け放しにして、家から出られるくらいの。いまは、それだからな。(Q.できるだけ限り元の生活に)元の生活に戻れるのが、一番、いいけど。戻りきるかな」
「ご近所と、いつも顔を見合わせられるくらい、戸を開け放しにして、家から出られるくらいの。いまは、それだからな。(Q.できるだけ限り元の生活に)元の生活に戻れるのが、一番、いいけど。戻りきるかな」
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