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ABEMA NEWS

2025年11月22日 15:45

「イケメンは譲れない」外見で選び続け婚活10年目の女性「本能的な部分で、30代中盤ではもう下げられない」

「イケメンは譲れない」外見で選び続け婚活10年目の女性「本能的な部分で、30代中盤ではもう下げられない」
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 結婚相手には「外見」と「内面」、どちらを求めるべきなのか。                   

【映像】「イケメンは譲れない」と豪語する婚活10年目の30代・アスカさん(実際の映像)

 街では「嫌だと思っても許容範囲が増える」「毎日見るためタイプでないとしんどい」のように外見重視という声が一定数あるが、近年はルッキズムの浸透で、ミスコンの廃止や履歴書の顔写真が不要になるなど、外見で評価・判断しないことが風潮になっている。

 結婚相手に求めるものの1位も、男女ともに「人柄」だ。そのため婚活でも、顔を隠した「仮面舞踏会」形式や、アバター同士で交流するメタバース婚活も登場している。結婚相手を外見で選ぶのはダメなのか。『ABEMA Prime』では、外見重視・内面重視と真逆の考え方を持つ専門家と考えた。

■外見で選び続け婚活10年目の女性

アスカさん

 30代半ばの会社員、アスカさんは「イケメン以外は興味ない」と豪語する。「昔からイケメンがいいなと思っていた。顔立ちが整っていて、清潔感があるのがタイプだ。ヒゲが生えていたり、汚かったりは絶対にダメ。きっかけなどなく本能だ」。

 好みの顔は「できたら二重がいい。子どもにも遺伝するためイケメンがいい。歯並びも大事だ。芸能人で言えば、20代後半の頃のタッキー(滝沢秀明)がいい」とした。「子孫を残すためには容姿が良い方がいい。体重は70キロ以下で、身長は高くても180センチぐらい」と項目を挙げる。

 求める要素を全て満たしていることが条件となり、「適正体重に清潔感や年収1000万円以上などがそろっても、それでフリーターならダメ。外見を重視しているため、性格はそこまで求めていない」と話す。

 年収か、外見かと聞かれると、「外見」と即答する。「年収は上下するが、外見は時間で変わるとしても、一気には変わらない。見た目がイケメンで、できれば年下がいい。若ければ内面も変わっていく。若くて容姿が良い方がいいのは、生物としての本能だ。恋愛ではなく結婚は、子孫を残すところがある」。服装は「全身ファストファッションは嫌だが、一点投入ならいい」という。

■「外見を求めるなら他の優先順位は下げていい」

ぼんねちゃん氏

 EliYume(エリユメ)結婚相談所を運営する、ぼんねちゃん氏は、婚活では「外見を重視すべき」と考えている。「結婚相談所を開業する前に、私も4年間婚活していた。『外見重視』とは言いづらく、内面で相手を探していたが、やはり外見が好みでないと、中身を知るに至らないと気付いた。外見が好みの相手と結婚したが、カッコいいため『服装ダサいけどいいや』『風呂に入らずベッドで寝るけどいいや』『喫煙歴があってもいいや』と、内面の許容度も広がった気がした」。

 一方で、結婚相談所Presia(プレシア)を運営する来島美幸氏は、「私は内面重視だ。外見は、一目ぼれのように、会った時が一番高い。内面はゼロベースで、会い続けて上がれば結婚すればいいし、下がれば結婚しなければいい。長い結婚生活で見ると、外見重視では下がる傾向にあるが、内面重視だと上がる傾向にある」と語る。

 ぼんねちゃん氏は、「外見を求めるなら、他の優先順位は下げた方がいい。外見も年収も、若さも……となると、どうしても難しくなってしまう。外見が好みの相手であれば、他の条件面を緩めた方がいい」とアドバイスする。

■「本能的な部分で、30代中盤ではもう下げられない」

アドバイス

 文筆家で情報キュレーターの佐々木俊尚氏は、「みんなのキラキラした様子がSNSで見える時代になり、身の程を知りづらくなった。芸能人やインフルエンサーが親近感を出すため、自分も同じ地平線上にいるような誤解をしてしまう」と分析しつつ、アスカさんについて「時代の申し子のようだ。でも、10年後もきっと婚活しているのだろうと思うと、切ない気持ちになる」と評した。

 タレントの高橋みなみは、アスカさんの話を聞いて、「『若ければ性格を直せる』と言っていたが、性格は絶対に変わらない。『靴下を洗濯かごに入れて』と言っても、小さいクセは変わらない」と忠告する。

 来島氏は「最初から『イケメンがいい』『高収入がいい』ではなく、相手の“いいところ”を探すといい。結婚は長くいればいるほど、いいところが見つかる。その視点で見るといいのではないか」と助言した。

 しかしアスカさんは、「言っていることはわかるが、本能的な部分もあり、30代中盤では、もうこれ以上下げられない」と返す。「若い時と比べて、どんどん理想は高くなっている。釣るならアジフライのアジではなく、クロマグロ。結婚は特別なので、年内を目標に結婚してみせる」。

(『ABEMA Prime』より)

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