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37歳介護士の女が、91歳男性の自宅に火をつけようとしたとして逮捕されました。女は事件の3日前に、男性のキャッシュカードを盗んだ疑いが持たれています。
91歳の訪問介護先に放火未遂か
逮捕されたのは、訪問介護士だった女です。吉田知世容疑者(37)。放火しようとしたとみられるのは、訪問先の男性の自宅でした。
被害に遭った男性(91)
「(容疑者は)すごく親切な人。びっくりした」
「(容疑者は)すごく親切な人。びっくりした」
事件は今年3月、北海道別海町の91歳の男性が住む、町営住宅で起きました。
被害に遭った男性(91)
「買い物に行こうとして、そこ(引き戸)を開けて出たら敷いてあった新聞が燃え上がって、びっくりして」
「買い物に行こうとして、そこ(引き戸)を開けて出たら敷いてあった新聞が燃え上がって、びっくりして」
警察などによると、その日の正午ごろ、吉田容疑者は男性の自宅に侵入すると、玄関の中に置いてあった新聞に食用油を注ぎ、ライターで火をつけたといいます。
直後に、家を出ようとした男性が火に気付き、ほうきではたいて自力で消火。燃え広がるのを防ぎました。
事件当時、吉田容疑者は週に2回、この男性の自宅に通い介護サービスを提供していたそうです。
被害に遭った男性(91)
「月曜日と金曜日に来てもらって、料理を作ってもらっていた」
「月曜日と金曜日に来てもらって、料理を作ってもらっていた」
37歳女逮捕「証拠隠そうと」
なぜ、吉田容疑者は男性の自宅を放火しようとしたのか。警察の取り調べに対し…。
吉田容疑者の供述
「キャッシュカードを盗んだことがばれないように、証拠を隠そうと思って火をつけました」
「キャッシュカードを盗んだことがばれないように、証拠を隠そうと思って火をつけました」
窃盗の証拠隠滅。実は、放火未遂事件の3日前、91歳男性の自宅からキャッシュカード1枚を盗んだという吉田容疑者。
その後、何らかの方法で暗証番号を入手した容疑者は、コンビニのATMから現金13万8000円を引き出したとみられます。
被害に遭った男性(91)
「私、書き物をするものですから、夜は寝ないで書くし、昼間、眠っちゃうんですよ。その寝ている間に窃盗された。病院にかかる時、(ATMから)お金を出そうとしたら『あなたの通帳にはお金は下ろされて(残金が)ありません』って」
「私、書き物をするものですから、夜は寝ないで書くし、昼間、眠っちゃうんですよ。その寝ている間に窃盗された。病院にかかる時、(ATMから)お金を出そうとしたら『あなたの通帳にはお金は下ろされて(残金が)ありません』って」
男性の娘が被害を申告したことで事件が発覚し、警察は先月、捜査で浮上した吉田容疑者を窃盗の疑いで逮捕。そして今回、放火未遂の疑いで、再逮捕しました。
吉田容疑者は、窃盗、放火未遂ともに容疑を認めています。
吉田容疑者の供述
「自分がやったことに間違いありません」
「自分がやったことに間違いありません」
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