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25日午後6時1分ごろ、熊本県阿蘇地方を震源とする最大震度5強の地震がありました。地震の規模を表すマグニチュードは5.8、震源の深さは9キロ。この地震で津波の心配はありません。
震度5強を観測した熊本県・産山村。大分県との県境にあり、1300人ほどが暮らしています。
産山村を走る県道で巨大な落石が転がっていました。消防によりますと、走行中の車に接触したということですが、けが人はいなかったそうです。
村のピッツェリアでは。
UBUYAMA PLACE PIZZERIAスタッフ
「前触れもなく、いきなりドーンと揺れて、店内の食器やグラス、お酒がかなり被害を受けている」
「前触れもなく、いきなりドーンと揺れて、店内の食器やグラス、お酒がかなり被害を受けている」
震度5弱を観測した阿蘇市では、1人が軽いけがをしたそうです。
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阿蘇市の旅館では。
旅館『蘇山郷』 永田忠彦会長
「立っていられないと、近くの机にしがみついた。お客さまもスタッフが全部、安全を確認して回りましたから、落ち着いている。横揺れが激しい揺れで、周りの者と『熊本大地震のとき以来の揺れだな』と」
「立っていられないと、近くの机にしがみついた。お客さまもスタッフが全部、安全を確認して回りましたから、落ち着いている。横揺れが激しい揺れで、周りの者と『熊本大地震のとき以来の揺れだな』と」
2016年4月16日、熊本県・益城町で、震度7の激しい揺れを観測。このときも、夜の地震でした。
そして、2日後の未明。マグニチュード7.3と、最初の地震を上回る規模の地震が発生しました。
災害関連死を含め、278人が亡くなりました。
このとき、熊本城は、戦後最大級となる文化財被害を受け、いまも修復が続いています。
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9年前のように、このあと大きな地震に注意すべきなのでしょうか。
気象庁 海老田綾貴地震津波監視課長
「特に揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意をしてください。さらに、強い揺れをもたらす地震が発生する可能性があります。このことについても、注意をお願いします」
「特に揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意をしてください。さらに、強い揺れをもたらす地震が発生する可能性があります。このことについても、注意をお願いします」
気象庁の分析によりますと、今回の地震が起きたのは、2016年の熊本地震の活動域の中。そもそも、この地域では、過去にも熊本地震と似たようなケースがありました。
気象庁 海老田綾貴地震津波監視課長
「今回の地震の周辺ですと、この赤の印ですけれども、1975年に熊本県の阿蘇地方で発生したマグニチュード5.5の地震の1.4日後にマグニチュード6.1の地震が発生した。小さな地震が起きたあとで、大きな地震が起こることがある地域」
「今回の地震の周辺ですと、この赤の印ですけれども、1975年に熊本県の阿蘇地方で発生したマグニチュード5.5の地震の1.4日後にマグニチュード6.1の地震が発生した。小さな地震が起きたあとで、大きな地震が起こることがある地域」
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