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24日、黒板にチョークで絵を描く黒板アートの日本一を決める全国大会が開かれた。中高生たちが夢中になる黒板アートの魅力とは?
共同作業で学んだことは
今年で10回目となった「黒板アート甲子園」。メインとなる高校生の「黒板の部」には、全国から96作品の応募があり、そのうち6作品が最優秀賞候補に残った。
番組は、2作品が候補となった埼玉県立大宮光陵高校を取材した。
美術科がある大宮光陵は、黒板アート甲子園では過去2回最優秀賞に輝いた強豪校として知られている。
美術科 2年生 古里美命さん(17)
「私は中学生の時からこの大宮光陵高校が黒板アート甲子園が強いと知っていて、黒板アートもやりたいと思い、光陵高校を選びました」
「私は中学生の時からこの大宮光陵高校が黒板アート甲子園が強いと知っていて、黒板アートもやりたいと思い、光陵高校を選びました」
最優秀賞候補となった作品の1つを制作した仲良しコンビの松尾珠希さん(17)と古里さん。2人は美術科に通う2年生で、それぞれ日本画と油絵を専攻。画風の違う2人が協力し、1つの作品を描いた。
その作品には、一面の銀世界に浮かび上がる2羽の鶴。タイトルは「仙鶴の逢引」だ。
松尾さん
「今回は未来というテーマで作りました」
「今回は未来というテーマで作りました」
古里さん
「静かな世界の中で2羽だけで歩んでいくところが、2人の関係がより深くて、未来に向かうというのに関連して考えました」
「静かな世界の中で2羽だけで歩んでいくところが、2人の関係がより深くて、未来に向かうというのに関連して考えました」
もう1つの最優秀賞候補を制作したのは、1年生の4人組。延べ100時間かけた作品が「泡の届かぬ会話」だ。
美術科 1年生 齋藤桃果さん(16)
「知り合いがいなくて、誰とも話せなくて、どうしようみたいな。友達できるかな?みたいな。めっちゃ不安でした」
「知り合いがいなくて、誰とも話せなくて、どうしようみたいな。友達できるかな?みたいな。めっちゃ不安でした」
入学式という出発点で感じた「孤独」と「希望」を表現。新しいクラスメイトの中で、孤立感や集団に溶け込めないもどかしさを教室を水中にみたてて描いたという。
普段は1人で作品と向き合う生徒たちだが、今回の共同作業で学んだことがあるという。
美術科 1年生 飯田想乃さん(15)
「絵がうまくいっていない時に指摘する力を学んだ気が。一番そこが難関かもしれない」「(Q.言いづらいですか?)言いづらいですね」
「絵がうまくいっていない時に指摘する力を学んだ気が。一番そこが難関かもしれない」「(Q.言いづらいですか?)言いづらいですね」
齋藤さん
「みんな絵が得意で生きてきたから、それを指摘されるのは心が」「(Q.目標は?)最優秀賞とりないな」
「みんな絵が得意で生きてきたから、それを指摘されるのは心が」「(Q.目標は?)最優秀賞とりないな」
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高校生たちの情熱の結晶
黒板アートの制作を通して、高校生たちは自分たちの成長も実感している。
最終候補に残った作品は、そうした高校生たちの情熱の結晶なのだ。
全国から67校585人が参加した「黒板アート甲子園」。頂点に立ったのは?
司会者
「埼玉県立大宮光陵高等学校。作品名『仙鶴の逢引』です」
「埼玉県立大宮光陵高等学校。作品名『仙鶴の逢引』です」
古里さん
「もう信じられないです。憧れが自分のものになったみたいな」
「もう信じられないです。憧れが自分のものになったみたいな」
松尾さん
「こんな素晴らしい賞をいただいて、いいのかという気持ちもありますけど、やっぱりすごくうれしいです」
「こんな素晴らしい賞をいただいて、いいのかという気持ちもありますけど、やっぱりすごくうれしいです」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年11月27日放送分より)
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