社会

報道ステーション

2025年11月28日 02:36

大分・佐賀関“一変した”町の姿 大規模火災の被害は182棟に

大分・佐賀関“一変した”町の姿 大規模火災の被害は182棟に
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発生から10日目を迎えた大分市佐賀関の大規模火災は、最新の調査で被害件数が182棟となったことが分かりました。いまだ鎮火には至っていませんが、安全が確認されたエリアに初めて報道陣の立ち入りが許可されました。

内野航アナウンサー
「これまではこの地域、立ち入り制限がされていたんですが、27日に報道陣に公開されました」
「鉄筋も一番上の部分を見ると、ぐにゃりと曲がっていますね。火災の熱によって変形してしまったのかもしれません。鉄骨以外はほとんど何も残っていません」
「建物が跡形も残っていないですね。こういった板も屋根だったのか、それとも外壁だったのか。この状態からはここに何があったのか想像ができません」
田中地区の南東側

今回、立ち入りが許されたのは田中地区の南東側、長さ100メートル強の通りになります。

内野航アナウンサー
内野航アナウンサー
「まだ消火活動に使われていたホースなどが残っています。消防隊員などが懸命な作業を行っていたことが改めて感じられます」
建物被害

約170棟とされていた建物被害は、27日時点で182棟と修正されました。ただ、この数字はまだ変わる可能性があります。

内野航アナウンサー
内野航アナウンサー
「市の職員や消防の皆さん、熱源が残っているのかとか、くすぶっているところはないのかと、丁寧な確認作業をしていることが、改めて感じ取れます」
避難所

鎮火にはいまだ至らず、被害の全容は分かっていません。また、27日午前7時時点で、82世帯115人が避難所での生活を続けています。28日には一時帰宅が認められることになりますが、生活再建には時間がかかりそうです。

避難者
避難者
「関アジ・関サバの町、全国に知れましたけど、災害の町、こんな不名誉な形で後世に残していくんじゃなくて、一度倒れかけたけど、がんばって復興したという姿をやはり全国の皆さんにもお届けしたい」
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