社会

グッド!モーニング

2025年11月28日 12:17

再配達かたる偽メール相次ぐ 大型セールによる荷物遅延の可能性に乗じる手口

再配達かたる偽メール相次ぐ 大型セールによる荷物遅延の可能性に乗じる手口
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 ブラックフライデーのセールなどで宅配の数が急増し、荷物の遅延が発生するなか、再配達をかたり個人情報を抜き取る嘘のメールの被害が相次いでいます。

待ちわびる心理につけこむ

 「ヤマト運輸 お荷物お届け時ご不在のお知らせ」と不在票を装った嘘のメール。

20代
「普通に入力してしまうかも」
「自分も流れで何か頼んだかなと思う」
40代
「(だまされてしまうと)思いますね。最近のは精巧にできているので」
氏名、住所、電話番号などの個人情報を入力要求
氏名、住所、電話番号などの個人情報を入力要求

 「受取の日時や場所を変更する」という項目をタッチすると、氏名、住所、電話番号などの個人情報を入力するように求められます。

30代
「本物だと思ってしまう。入力してしまうと思います。すごく見覚えのあるレイアウト。だまされやすいと思います」
嘘のメールは少なくとも5種類
嘘のメールは少なくとも5種類

 番組が調べたところ、嘘のメールは少なくとも5種類あり、本日中に入力するように赤字で強調しているものもあります。

ヤマト運輸や佐川急便は配達遅延の可能性を発表
ヤマト運輸や佐川急便は配達遅延の可能性を発表

 アマゾンや楽天などでブラックフライデーの大型セールが行われていて、ネットショッピングの利用が急増。ヤマト運輸や佐川急便は配達が遅延する可能性があると発表しています。

 荷物の到着を待ちわびる心理を巧みに狙ったタイミングで届く嘘のメール。アマゾンで注文していた長野県在住の50代男性はこう話します。

「アマゾンで注文した後に住所に不備があるためと書いてあった。普段通りいつもは届いているのに、なぜこんなメールが来るのだろう。不審に思って(佐川急便の)営業所に電話をかけたら(配達に)まだお伺いしていませんと言われたので、これは詐欺メールだなと思った」
「今回はたまたま注文した翌日にそのメールが届いたので、タイミングが良すぎて、もしかしたら普通に開いてもおかしくない状態だった」
生鮮品の注文時は要注意
生鮮品の注文時は要注意

 セキュリティーの専門家によると、本物と偽物のメールはほとんど見分けがつかず、特に生鮮品を注文した人などは注意が必要だといいます。

アイシーティーリンク
吉野真吾副社長

「メールの件名のところに冷凍品・冷蔵品のようなある程度受け取る側の人たちを焦らせるような文章。鮮度を求められるようなものである、つまり、早く回答をしてくださいと促すのが、攻撃の常套(じょうとう)手段。十分に注意していただきたい」
「年明けぐらいになりますと、ふるさと納税の返礼品が届く時期。こういった時期を狙って、詐欺のメールが増加する」

(「グッド!モーニング」2025年11月28日放送分より)

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