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“異例の捜査”でコンテナから見つかったのは、バラバラになった大量の車の部品、これらは盗難された車でした。
“異例の捜査”高級車も…
およそ20人。大勢の捜査員が集まり、高級車を窃盗した疑いで巨大なコンテナ内を調べる家宅捜索が行われました。海外に売られる直前での捜索…。
ドアミラーやフィルムに包まれたドア。梱包された中から出てきたのは車の運転席と助手席部分。切り刻まれ、バラバラです。
なかには高級車、レクサスのエンブレムが入った部品やランドクルーザーなど、分解された状態で9台が発見され、いずれも盗難車。すべてトヨタの車両でした。
これまでも1000万円以上する国産高級車レクサスなど人気の車種は犯行手段を変え、車の盗難はあとを絶ちません。
コンテナにバラバラの盗難車
運転してそのまま盗むケースもある盗難。なぜ、バラバラにするのでしょうか?
自動車生活ジャーナリスト 加藤久美子さん
「(Q.なぜ部品にばらすのか)(盗難の)足がつきにくい。車の形で送るよりも非常にばれくにいというか。1つにコンテナに同じ部品を梱包(こんぽう)というか、包み込んだほうが、たくさんのものが1回に運べる。車の状態に復元して、そのまま販売することもあります」
「(Q.なぜ部品にばらすのか)(盗難の)足がつきにくい。車の形で送るよりも非常にばれくにいというか。1つにコンテナに同じ部品を梱包(こんぽう)というか、包み込んだほうが、たくさんのものが1回に運べる。車の状態に復元して、そのまま販売することもあります」
今回の部品には番号がふられ、組み合わせることで1台になるようにしていたとみられます。
盗まれた車は段階を踏んで、海外に輸出されていくといいます。
車の解体。コンテナに詰め、港へ運搬。そして捜査関係者によると、UAEなどの海外に輸出されていくといいます。
今回も茨城県の解体施設での記録からコンテナでの運搬が発覚。横浜港から輸出される直前での盗難車の発見となりました。
さらに加藤さんによると「スペアキーを作る“ゲームボーイ”」という新手口も出ているといいます。
「その場でカギを複製してしまう。その機器の中に(鍵データを)メモリーできる」
スペアキーになってしまうというゲームボーイ。車から出る信号を盗み、カギの情報を記録するといいます。
1台で20台分のカギの情報を記録できて、複製さえしてしまえば、いつでも盗める状態になってしまうといいます。
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