愛子さま24歳の誕生日に合わせ公開されたのは、新しく飼い始めたという猫の「美海」の写真です。その名前には、天皇ご一家の「願い」が込められていました。
愛子さま24歳 上皇ご夫妻訪問
24歳の誕生日です。1日午後4時半ごろ、仙洞御所を訪問し、上皇ご夫妻にあいさつされました。
誕生日に合わせて公開されたのが、2つの映像。その一つが、先月ラオスを訪問される前に行われたご進講の様子です。手を合わせ、笑顔をみせられています。
担当した東京外国語大学の菊池教授の後に続いて、ラオス語のあいさつを発音されたシーンとのこと。
初の海外公式訪問となったラオスで愛子さまは、何度もラオス語であいさつされていました。
もう一つの映像は、ラオスの写真集や料理本を読むお姿です。側近は、愛子さまは両陛下と相談してラオス訪問の準備の様子を提供されることを選んだのではとしています。
合わせて、雅子さまと愛子さまが撮影された写真も公開されました。新しく飼い始めた猫の写真です。ご一家は保護団体などを介して今年8月、保護されました。名前は美しい海と書いて美海(みみ)です。
「『海』という漢字が一番好きです」
愛子さまは、ラオスで日本語を学ぶ子どもたちに「海」の漢字を使った名前の猫を飼っていると明かされていました。
子どものころから猫や犬が大好きだった愛子さま。
「先日来た時には飼っている猫の動画を熱心に皇后に見せていました」
ご一家は、「みー」と「セブン」という2匹の猫を飼われていました。2匹とも保護猫です。
宮内庁は猫の「みー」が去年の夏に死に、猫の「セブン」が一匹で寂しくなってしまったのではないかというお気持ちから、今年の8月後半に生後4カ月半の保護猫(雌)をお迎えになったとしています。
みーは、愛子さまが名付け親です。当時8歳の愛子さまの部屋に遊びに来ていた三毛猫が子ネコ4匹を連れてきたため、すべてを保護したそうです。
母猫は人間によくなついていたので、誰かが「人間」と名付け、「人間ちゃん」と呼んでいたそうです。そして今年飼い始めた美海。その名前の由来は、愛子さまが訪問された場所が関係していました。
愛猫「美海」 名前に込めた願い
「飼っている犬や猫と触れ合う時間も、私の心安らぐ時間になっていると感じております」
そんな愛子さまの犬への愛情が分かるのが、こちら。半紙に大きく書かれた「犬」の文字。当時7歳の愛子さまが書かれたものです。
そのころ飼っていたのが「まり」と「ピッピ」です。
愛子さまが、赤坂御用地内で保護した犬もいます。Yのバンダナ「由莉」は愛子さまが名付け親でした。
雅子さまは保護猫や保護犬を飼うことについて、「家族の一員として安らぎと潤いを与えてくれる大切な存在となっています」と話されています。
その保護犬・由莉は今年、16歳4カ月で老衰で死にました。また保護猫のみーも去年死んだそうです。
そうしたなか、ご一家が今年8月、保護団体を通じて引き取ったのが美海です。保護された団体では「海ちゃん」と呼ばれていたそうです。
今年8月に海の見える須崎の御用邸で静養されていたご一家。
「地球の象徴でもある、美しい海を願いたい」そうした気持ちから美しい海と、名付けられたそうです。
愛子さまはこの夏、須崎の御用邸でのご静養でも、那須でのご静養でも、警察犬の訓練をご覧になり警察犬と触れ合われたそうです。
宮内庁によると、愛子さまにとって一緒に暮らしている猫やカメなどとの触れ合いの時間は、心安らぐひとときとなっているということです。
















