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沼を覆う緑の植物、その名も「ナガエツルノゲイトウ」。南米原産で繁殖力はすさまじく、「史上最悪の侵略的植物」とも言われています。
連なって広がるため水の流れに影響を及ぼし、水質悪化にもつながり、生態系や農業に悪影響をもたらします。
日本で初めて確認されたのは、1989年の兵庫県。観賞用として持ち込まれたものが外に出たと考えられており、その後、これまでに多くの都府県に拡大。
1日に初確認された群馬県では、館林市の田んぼのそばで見つかりました。
館林市民からの通報(先月6日)
「“ナガエツルノゲイトウ”と疑わしいんじゃないか?」
「“ナガエツルノゲイトウ”と疑わしいんじゃないか?」
発見した市民からの通報で、群馬県は初めて認識。
群馬県農業技術センター 新井朋二係長
「近隣の県で発生していたので予想していた。ついに侵入したかという気持ち。今後少しでも広がりを抑えて遅くする対応を行わなければならないという気持ち」
「近隣の県で発生していたので予想していた。ついに侵入したかという気持ち。今後少しでも広がりを抑えて遅くする対応を行わなければならないという気持ち」
地元では。
直売所の店長
「そういう植物がいるのはかなり恐怖に感じる」
「そういう植物がいるのはかなり恐怖に感じる」
「ナガエツルノゲイトウ」の駆除を5年前から始めている千葉県の場合、大量に繁殖していた手賀沼で、これまでにおよそ8億1600万円かけ駆除を行い、今年も約1億7000万円かけ作業を継続しています。
繁殖してしまうと、予算も人手もかかってしまう「ナガエツルノゲイトウ」。群馬県の対応は?
新井係長
「最終的には除草剤を散布して駆除した」
「最終的には除草剤を散布して駆除した」
群馬県は、すべての市町村に通知を出すなどして注意を呼び掛けています。
新井係長
「まずは県民の皆様に、似たような草があったら県に連絡いただきたい。農業の場合は、草刈り機による除草は控えて、除草剤を使っていただきたい」
「まずは県民の皆様に、似たような草があったら県に連絡いただきたい。農業の場合は、草刈り機による除草は控えて、除草剤を使っていただきたい」
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