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佐賀県・有田町の松尾佳昭町長は、自身が行ったセクハラ行為をめぐり、「これ以上、町政の混乱を招くことはできない」として、辞職する意向を示しました。
会見を行った松尾町長は、深く頭を下げました。
松尾佳昭町長
「この度は、誠に申し訳ありませんでした。不徳の致すところの事態を起こしたこと、本当に重ね重ね、申し訳ございませんでした」
「この度は、誠に申し訳ありませんでした。不徳の致すところの事態を起こしたこと、本当に重ね重ね、申し訳ございませんでした」
議会は、2日が初日でしたが、町長への問責決議案が提出され、可決されました。内容は“セクハラ行為”と、それによって企業誘致や町政に多大な損失を与えたというもの。
ことの発端は、今年9月、名古屋への町長単身での出張でした。松尾町長は、有田町に進出を考えていた企業を訪問。その後、相手企業が開いた宴席の場で酩酊状態となり、接客した店の女性従業員の体を触ったとされています。
松尾佳昭町長
「お恥ずかしい話、全く記憶がないというのが現状。2日後の夜に、同席いただいた知人から(企業の)会長が、ご立腹だと連絡を受けた。『女性に対して、なれなれしい態度をお前はとった』と激怒を受けた。『体を触った』ということで、ご指摘を受けました。(Q.セクハラしたという認識は)記憶はございませんが、同席した知人が、そのように指摘するのであれば、認めるしかないなと思っている」
「お恥ずかしい話、全く記憶がないというのが現状。2日後の夜に、同席いただいた知人から(企業の)会長が、ご立腹だと連絡を受けた。『女性に対して、なれなれしい態度をお前はとった』と激怒を受けた。『体を触った』ということで、ご指摘を受けました。(Q.セクハラしたという認識は)記憶はございませんが、同席した知人が、そのように指摘するのであれば、認めるしかないなと思っている」
なぜ、そこまで酒を飲んだのか問われると。
松尾佳昭町長
「出張先での気分の高揚というところもありますが、やはり一番は、自分の中で、企業誘致に関して前向きに進んでいけるという、好感触を勝手に思ったところが、酩酊につながった」
「出張先での気分の高揚というところもありますが、やはり一番は、自分の中で、企業誘致に関して前向きに進んでいけるという、好感触を勝手に思ったところが、酩酊につながった」
相手企業の会長には謝罪し、誘致の話は、なんとか継続しているそうです。
有田町生まれの松尾町長は、町議会議員を経て、7年前に町長になりました。
特に、力を入れているのは、地元の名産“有田焼”の振興です。議員の前は、有田焼を扱う企業に勤め、自らをトップセールスマンとも。
町の活性化や有田焼の魅力をさらに広げるため、これまで多くのIT企業などを誘致してきました。
今回のセクハラ問題は、町民や有田焼に関わる企業の信頼を裏切るものになりかねません。
有田町民
「明るい方ですよ。いつもニコニコしてますし。役場に行って会ったときは『こんにちは』って」
有田町民
「恥ずかしい。酒飲んでわからなくなるなら、飲まない方がいい。一番、最低。即退陣してもらわないと」
「明るい方ですよ。いつもニコニコしてますし。役場に行って会ったときは『こんにちは』って」
有田町民
「恥ずかしい。酒飲んでわからなくなるなら、飲まない方がいい。一番、最低。即退陣してもらわないと」
松尾佳昭町長
「(Q.企業誘致は大切な町政の課題。町長自ら、暗礁に乗り上げるようなことをした失態を犯したことについて)ご指摘のとおり、私も企業誘致は、本当に大きな政策だと思っている。そのような政策の出張で、このような大失態をしたことに関して、非常に、もう自分自身に情けなく、大変、申し訳なく感じているところ。来期の出馬に関しては、ちょっとまだ何とも言えない。まず、私ができることは、このタイミングで辞職して、自分の処し方を決めるかというところと、あともう1つは、もうお酒を断つということで考えている」
「(Q.企業誘致は大切な町政の課題。町長自ら、暗礁に乗り上げるようなことをした失態を犯したことについて)ご指摘のとおり、私も企業誘致は、本当に大きな政策だと思っている。そのような政策の出張で、このような大失態をしたことに関して、非常に、もう自分自身に情けなく、大変、申し訳なく感じているところ。来期の出馬に関しては、ちょっとまだ何とも言えない。まず、私ができることは、このタイミングで辞職して、自分の処し方を決めるかというところと、あともう1つは、もうお酒を断つということで考えている」
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