■強烈寒気で初雪ラッシュ
日本列島は今シーズン最強の寒気にすっぽりと覆われています。
冬型の気圧配置も強まり、きのう3日からきょう4日にかけては、西日本を含めて広い範囲で初雪ラッシュとなりました。東日本や西日本でも一気に雪が積もった所がありますので、山沿いや峠道を運転する際はスタッドレスタイヤを装着し、チェーンを用意するなど雪対策をして安全運転を心がけましょう。
==きのう3日観測===14地点
広島、岡山、松江、鳥取、松山、彦根、福井、金沢、富山、新潟、岐阜、名古屋、静岡、甲府
==きょう4日観測===5地点
京都、和歌山、津、下関、宇都宮
■全国的に今シーズン一番の寒さ
今朝は全国アメダス914地点のなかで500地点が最低気温が0℃未満の冬日になりました。
全国的に今シーズン一番の冷え込みを記録し、北海道の喜茂別では−14.1℃とこの冬の全国最低気温を更新し、東京都心でも4.5℃まで下がり、布団から出るのがつらい朝でした。
日中も強烈寒気の影響で気温が上がらず、全国的に今季一番の寒さが予想されます。
北日本では昼間も一桁で、札幌は最高気温がマイナスの予想で、今シーズン初めての真冬日になりそうです。東日本や西日本でも10℃前後の所がほとんどで、しぐれる日本海側だけでなく、晴れる太平洋側でも真冬のような寒さでしょう。
更に、北寄りの風が強めに吹くため、実際の数字より寒く感じられそうです。マフラーや手袋、耳当て、ニット帽などで万全の寒さ対策をしてください。
■強烈寒気はあす5日(金)まで影響 大雪・路面凍結に注意
今週は天気や気温の変化が目まぐるしく、強烈寒気の影響はあす5日(金)まで続きそうです。
このあと午後は、山陰地方や北陸などで一旦、雪が弱まる所がありますが、今夜から再び雪エリアが広がり、あす朝は中国地方から北日本にかけて広く雪が降るでしょう。積雪や吹雪、路面凍結などに注意が必要です。
■週末は広範囲で晴れて小春日和 激しい寒暖差に注意
12月最初の週末は、移動性高気圧に覆われるため日本海側でも天気が回復し、全国的に晴れて穏やかな陽気となるでしょう。寒気が退散するため、週末は少し寒さが和らいで小春日和となりそうです。
暖かい日差しにホッとできそうですが、激しい寒暖差で体調を崩さないようご注意ください。
また、朝は5℃以下の冷え込みになる所が多く、本格的に寒くなるこの時期はお風呂場でのヒートショックも心配です。ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が大きく変化する事などが原因で心筋梗塞や脳卒中などの健康被害が起こることです。政府広報オンラインでは、入浴中に亡くなる方は、交通事故で亡くなる方より多く、約3倍だそうです。ヒートショックを予防するためにも、暖房器具を使って浴室と脱衣所の温度を均一にしたり、シャワーで浴室の温度と湿度を高めたり、トイレも暖房器具で暖めるなどして、外出時の寒さ対策だけでなく、自宅での温度管理にもお気を付けください。





