社会

サタデーステーション

2025年12月7日 01:14

組織の実態は?指示役4人の間で役割分担か 首都圏闇バイト強盗事件

組織の実態は?指示役4人の間で役割分担か 首都圏闇バイト強盗事件
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ついに指示役4人が逮捕されるという重大な局面を迎えた、首都圏闇バイト強盗事件。その後の取材で、指示役グループの実態が、徐々に見えてきました(12月6日OA「サタデーステーション」)

村上容疑者は書類のみ送検

闇バイトによる強盗事件の指示役として逮捕された福地紘人容疑者ら4人。4人は6日、送検されましたが、捜査関係者によると、村上容疑者は留置施設から出なかったため、身柄は送検せず、書類を送るのみとなりました。

福地容疑者の祖母(5日)
「もう、ただ相手(被害者)に対して申し訳ないって思います」

被害者への“謝罪の言葉”を口にしたのは、福地容疑者の祖母です。

被害総額2300万円ほどにのぼる、去年、首都圏で18件も発生した強盗事件。これまで実行役や回収役など延べ74人が逮捕。指示役は逮捕されていませんでした。

指示役間で役割分担?

今週、事件は大きく動きます。

警視庁 親家和仁刑事部長(5日)
「犯行の首謀者4名を特定し、強盗傷人罪等で逮捕した」

去年10月、千葉県市川市で発生した強盗傷害事件を指示したとして福地容疑者ら4人を逮捕。彼らは秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で「パトリック」や「ビリー」など9つのアカウント名を使い、実行役らに指示を出していました。捜査関係者は「ビリー」のアカウントは福地容疑者が使用していたとみています。

指示役の役割も徐々に明らかになってきました。福地容疑者は回収役に指示していたとみられ、斉藤容疑者は主に実行役に指示していたことが捜査関係者への取材で分かりました。合同捜査本部は、今回逮捕された4人以外にも関与した人がいないかなど事件の全容解明を進めるとしています。

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