きのう8日(月)群馬県の妙義山で山火事が発生しました。枯葉などが燃えたとみられていますが、今年特有の雨の少なさが影響していると考えられます。
現場に近い高崎市のアメダスでは8日までの30日間でわずか4.5ミリ、平年の1割ほどしか雨が降っていません。過去20日間に限ると0ミリです。今年は早めに寒気がやってきているため冬型の気圧配置になりやすく、太平洋側では乾いた北風が吹きやすい状態になっているためで、高崎市では今月4日に湿度が22%まで下がっていました。この先一カ月、さらには来年2月までの冬の予報をみても関東地方など太平洋側は雨が少ないと予想されています。この冬は例年以上の乾燥に悩まされるシーズンになりそうです。冬の間、太平洋側は晴天に恵まれてアウトドアレジャーを楽しめる天気が多くなると予想されますが、たばこやキャンプでの火の不始末などは絶対にやめるようにしてください。
■震度6強 雪と寒さの一週間に
8日(月)夜遅くに襲った最大震度6強の地震も大きなニュースになりました。太平洋沿岸に出されていた津波警報は解除されたものの、いまだに余震が続き心配な状況です。ここに追い打ちをかけるのが雪と寒さです。北日本には断続的に強い寒気が流れ込むとみられていて、特に12日(金)は最高気温が氷点下の真冬日となる所が多い予想です。来週前半にかけて雪の量も多くなり、低気圧が発達する14日(日)から15日(月)にかけては風も強まり大荒れの天気となる恐れがあります。
地震での停電はだいぶ復旧したようですが、荒天で新たな停電が発生するかもしれません。防寒対策を万全にしてお過ごしください。
毛布、手袋、防寒着、防寒靴、防寒シート、携帯カイロ
停電時でも使用できる暖房器具、ポータブル電源
暖房器具の使用時はいつまた大きな地震が襲ってくるかわかりません。暖房器具のそばには可燃物を置かないようにしましょう。また、使用しない電気機器の電源コードはコンセントから抜いておくと通電火災の予防になります。
