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2025年12月9日 16:09

青森県で震度6強 カメラが捉えた被害 各地で津波…高台には避難した車がずらり

青森県で震度6強 カメラが捉えた被害 各地で津波…高台には避難した車がずらり
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 8日夜、青森県で最大震度6強を観測する地震がありました。ここまでの状況を見ていきます。

カメラ捉えた各地の被害

 9日午前1時半に30センチの津波を観測した十勝港。

 高台の駐車場には、避難してきた車が並び、地震の直後には30台以上が駐車していたといいます。

店内の天井が崩落
店内の天井が崩落

 青森県八戸市の商業施設では、店内の天井が崩落し、がれきが高く積み上がっているのが分かります。

 8日午後11時15分ごろに発生した最大震度6強の地震。

青森県で最大震度6強
青森県で最大震度6強

 震度6強を観測した、青森県八戸市。

住民の男性
「生まれて55年間、八戸に住んでたんですけど、感じたことのない揺れでした。腰が抜けそうなくらいの揺れで。玄関の所に本棚があるんですけど、そこに手をついて何とか立っていた感じですね」
八戸市の中心街
八戸市の中心街

 地震発生時、八戸市の中心街にいた人は…。

「ビルから避難がなかなかできない状況だったので、上からガラスが降ってきたりっていうのが続いていたので。非常に強い恐怖は覚えましたね。外に出られないなかで古い建物の中にいましたので、このビルが倒壊する危険も考えましたので、命の危険を感じました」
水浸しになった道路
水浸しになった道路

 マンホールからあふれてくる水で道路の一帯が水浸しに。収まる様子はありません。

 地震が発生しておよそ2時間後、八戸市の避難所には住民らが身を寄せていました。

避難者
「同じ町内会」
「それぞれで来て、ここで会いました」
「(Q.東日本大震災と比べて?)地震は強かったよね。きょうのほうがね」
「(東日本大震災は)日中だったから、今は夜なので不安だよね」
道路が陥没
道路が陥没

 東北町では、地震の影響で道路が陥没しました。車体が斜めに傾き、今にも落ちてしまいそうな状態です。

 地震発生前と比べると、道路は大きく陥没し、ガードレールがひしゃげているのが分かります。

床に散乱した商品
床に散乱した商品
雑貨店の店主
「終わった、あ〜あ〜あ〜、終わった…」

 アメリカン雑貨店では、ショーケースが割れ、商品は床に散乱。バイクのおもちゃは壊れてしまっています。

「どーんとたたきつけられた状態で、そこからすぐ激しい横揺れだったので。(2011年の)三陸沖の地震では壊れなかったけど、今回は小刻みで特別だった。変わった地震」
地震前の店内
地震前の店内

 地震前の店内は通路の両サイドの棚にきれいにディスプレーされていましたが、棚が壊れ、商品は床に落下し、通路をふさいでしまっています。

「陳列を変えるしかないですね、低い位置に。1点ものやビンテージもの3分の2が破損した」

 被害額は1800万円を超え、片付けには3日かかるということです。

「先行きが不安。涙が出るかと思いきやショックで口が渇いた。26年、雑貨屋やって初めての経験」
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激しい揺れ 店に甚大被害

割れたグラスなど
割れたグラスなど

 むつ市の飲食店では…。

むつ市で飲食店経営
「店の改装作業をしていて、作業をしている途中に地震のアラートが鳴って、とりあえず外に逃げたら、すごい揺れていて。揺れが収まったころに店のほうに戻って、中を確認したらグラスとかが割れていて」
骨組みの木枠やシートがむき出しになった建物
骨組みの木枠やシートがむき出しになった建物

 店の周辺では、骨組みの木枠やシートがむき出しになった建物が…。地面には大きな板や外壁などの破片が散らばっています。

「私たちはアーケードの中にお店があるんですけど、アーケードの外に出たと同時にドーンという音がして、見たらその建物が崩れていた」
装飾が駐車場に止まっている車を直撃
装飾が駐車場に止まっている車を直撃

 さらに、ホテルの外壁についていたとみられる装飾が駐車場に止まっている車を直撃。車はへこみ、フロントガラスはヒビが入っています。

「ホテルの看板というか外壁が落ちてきていて、止まってる車の屋根に看板が落ちてきて」
自動車販売店
自動車販売店

 自動車販売店では、立ち入り禁止のテープが張られ、大量のガラスの破片が地面に散乱。本来は全面ガラス張りになっていましたが、地震の影響で、そのほとんどが割れてしまい、店舗内がむき出し状態になっています。

大量に落ちたボトル
大量に落ちたボトル
バーのオーナー
「ちょっと待って、やばいっす。パニックです」

 バーのオーナーは店で事務作業をしていたところ、地震に見舞われパニックに。棚に並べられていたお酒などのボトルが大量に地面に落ちています。

 店の外に出ると、サイレンが鳴り響き…。

「ぐちゃぐちゃになっちゃったよ」
「なんか今、放送流れている」
「びっくり、パニックだよ」
「家、大丈夫かな。ヤバ…」
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各地で津波 深夜の避難

最大70センチの津波を観測
最大70センチの津波を観測

 北海道や東北地方に一時、津波警報が発表され、最大70センチの津波を観測しました。

 9日午前1時前後には久慈港で70センチ、浦河で50センチ、八戸港で40センチの津波を観測しています。

 午前0時前後には、むつ小川原港で40センチ、えりも町庶野で30センチの津波が観測されるなどしています。

高台に避難した車がずらり
高台に避難した車がずらり

 北海道函館市は震度5強を観測。高台には避難してきた人たちの車がずらりと並んでいました。

高台に避難した人
「(Q.どのくらいの揺れでした?)テレビが落ちそうになった、私の部屋の」
「怖かった、寝てたからね。横になってテレビ見てたから、テレビがこう動いて落ちてきそうになったから、びっくりしましたよね」

 東日本大震災を思い出したといいます。

「前回(東日本大震災)もここに逃げてきたんですよ」
「(Q.やっぱりこの辺が一番安心ですか?)そうですね」
通行止めとなった高速道路
通行止めとなった高速道路

 地震の影響は高速道路でも。沼ノ端西インターチェンジは、地震の影響で通行止めとなっています。

天井が剥がれ落ちている
天井が剥がれ落ちている

 空港でも。新千歳空港の4階は、地震の影響で辺り一面に破片が散らばっています。頭上を見上げますと、天井の一部が剥がれ落ちています。

 別の場所でも天井が剥がれ落ちていました。

空港泊する人たち
空港泊する人たち

 空港の通路にはやむを得ず、一夜を過ごすことになった人たちの姿がありました。

空港泊する人
「地震の影響で電車も動かず、タクシーもなく、地震の影響で宿泊ホテルも無理だということだったので、こちらにいるという感じですね。(ホテルは)苫小牧にとっていたんですけど。避難に入っちゃってて、チェックインができなかった」
高市早苗総理大臣
高市早苗総理大臣
高市早苗総理大臣
「今後、北海道から三陸沖にかけての地域で大規模地震が発生する可能性が平常時より高まっていると評価され、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されました。実際に大規模地震が発生するかどうかは不確実であることを十分にご理解いただいたうえで、みずからの命はみずからが守るという原則に基づき、防災行動を取っていただくようにお願いを申し上げます」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年12月9日放送分より)

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