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関東を中心に記録的な少雨が続いています。空気が乾燥する日々が続き、山火事や渇水も相次いでいます。富士山のふもと・河口湖では、冬の風物詩にも影響が出ています。
河口湖で異変 水位低下
神奈川県伊勢原市にある日向山で起きた山火事。発生から半日以上が経過しましたが、延焼が続き、現在も警察や消防による消火活動が続いています。
今年は関東や東海、九州を中心に雨が少なくなっていて、空気の乾燥が続いています。先月の東京都心の降水量は17ミリで平年の18%でした。
そうした中、富士山のふもとにある河口湖では異変が起きています。
湖の沖合の浮島に建てられている「六角堂」。本来は水に囲まれているはずが、現在、水位が基準より3.7メートルも低下しているため、陸地続きとなっています。
地元住民
「(陸地が)もっと細かったもんね。1年前よりはまた水位が下がっている」
「(陸地が)もっと細かったもんね。1年前よりはまた水位が下がっている」
地元住民
「心配の方が多いですね。(歩いて)行けるのはうれしいですけど」
「心配の方が多いですね。(歩いて)行けるのはうれしいですけど」
河口湖で遊覧ボートを運営する、KBH河口湖ボートハウス・大町悦章代表は、夏に比べて水位の低下が深刻化していると話します。
「今年の7月くらいは(水位が)ここくらい」
「(Q.今はここまで(水が)きている?)そうですね」
「(Q.今はここまで(水が)きている?)そうですね」
秋に台風などのまとまった雨が降らなかったことも原因の一つとみられます。
「2メートル以上は今(水が)減っちゃっているんじゃないか。桟橋が桟橋の用を足していなくて。ここまで(水が)減ったことがないから、これ以上(桟橋は)伸ばしようもないし、下げられない」
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ワカサギ育たず釣り苦戦
水位の低下によって、湖の生態系にも影響が出ています。
利用客
「(Q.何匹釣れましたか?)今6匹ですかね。意外と楽しい」
「(Q.何匹釣れましたか?)今6匹ですかね。意外と楽しい」
河口湖の冬の風物詩であるワカサギ釣り。こちらでは、ドーム船に乗りながら暖かい環境で、安全・快適にワカサギ釣りを楽しむことができます。
中には、釣りに苦戦する人も…。
利用客
「難しいです。餌(えさ)が小さいし、針も小さいので」
「難しいです。餌(えさ)が小さいし、針も小さいので」
利用客
「難しい」
「(Q.どういったところが難しいか?)この(釣りざおが)ピクッっていうのが分からないですね」
「難しい」
「(Q.どういったところが難しいか?)この(釣りざおが)ピクッっていうのが分からないですね」
小ぶりだという今年のワカサギ。そのため、釣り針を小さくし、餌も半分にカットしないと食いついてくれず、難しい釣りになっているというのです。
河口湖ワカサギドーム船 ポワル
古屋勇一代表
「水が少ないから餌が少ないので、魚が大きくなれないんですよね。本来なら今頃になると7〜8センチ、10センチ近くになるんけど、今4〜5センチくらいですね」
古屋勇一代表
「水が少ないから餌が少ないので、魚が大きくなれないんですよね。本来なら今頃になると7〜8センチ、10センチ近くになるんけど、今4〜5センチくらいですね」
今後についても…。
「やっぱり雨が降らない、水が来ないことにはどうにもならない。とにかく困っています。このまま水が少なくなっていくと、来年以降は『釣れなかったら困るな』とみんな心配している。雨ですね。水が増えてくれることを祈っていますね」
(「グッド!モーニング」2025年12月10日放送分より)
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