今度はスキー場にもクマが現れました。ゲレンデを猛スピードで横切る様子も。パトロール隊が出動する事態となっています。
まさかの遭遇 緊迫の一部始終
3日前、長野県内のスキー場でスノースケートをする男性が360度カメラで撮影した映像です。
時刻は午前8時半ごろ、青空の下、銀世界を滑り降りていきます。
しかし、滑り出しからおよそ40秒、男性の左手前に現れた黒い影。一瞬こちらへ向かってくるようにも見えます。
クマは滑走する男性のすぐ近くを通り、想定外の遭遇に男性は驚きを隠せません。
安全な場所まで急いで滑り降ります。
この時、リフトに乗っていた人がスキー場に連絡したといいます。
もう一度映像を確認すると、クマは男性に近づき、追いかけるような仕草を見せています。
「急にコース下のほうから走ってきて、ぶつかりそうになって、びっくりして目が合った」
スキー場でクマに遭遇する人がいる中、住宅街でもクマの脅威は続いています。
スキー場にクマ 隊員によるパトロール強化
3日前、長野県内のスキー場で、滑走中の男性がクマに遭遇し追いかけられたといいます。
「僕が普通に滑っていたら、前見て滑っているんですけど、トリックしたくてブラインド側に回っていたので1回視界がなくなっている。正面パッと見た時に『クマがいた』感じだったので不意をつかれてびっくり。『振り返ったらクマがいた』みたいな感じですね。そのまま追いかけられるんですけど、僕はスノースケート乗っていたので、そのまま滑りながらクマがあきらめて山の上のほうに登っていったのが一部始終です」
男性は辛うじてクマから逃げ切りましたが、近くには別の人の姿もあります。
今回クマが出たスキー場ではクマよけスプレーを携帯した隊員によるパトロールを強化しています。
クマはどこへ?捜索に密着
雪が降っても、まだクマの気配が消えることはありません。
「(Q.これからどこに?)これからクマの出没した所に行く」
番組は10日も、対応に追われる新潟県十日町市で猟友会を取材しました。
十日町市では、街がこれだけ白く染まっても、クマの出没が後を絶ちません。
9日も、まだ実が残る柿の木にクマが現れ…。
クマは周りに人が集まっても気にすることなく柿を食べていたといいます。
近くには建物も多く、現場は緊張感に包まれました。
猟友会は10日も目撃情報があった場所をくまなく調べます。
雪がしんしんと降るなか、住宅街に現れたクマの痕跡を探します。するとすぐに…。
降り積もった雪の上にはクッキリとクマの足跡が。足跡は住宅近くから向かいの道路へと続いています。
パトロール中も雪はさらに強まります。現場を入念に調べると…。
クマは交通量の多い目の前の国道を横断したとみられます。
向かいの通りへ行くと…。
「ご苦労様です。ここを通ってきた」
「ここを上がってきたんです。ここを上がってきて、向こうにいった」
近隣住人が道路を渡るクマの痕跡を確認していました。
「これは今朝。雪が降ったから隠れたけど」
「(Q.大きい)大きいよ。約80キロある」
「(Q.成獣?)完全に成獣」
その後、猟友会が付近のエリアを改めて捜索。
「越えていないということであれば、この中にいる」
「出ていないでしょう」
「出ていないんだよな」
10日はクマが山に戻ったとの結論に至りました。









