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道路上で発生した野生動物との衝突事故、いわゆる「ロードキル」が多発している。
愛知県岡崎市で山道を走るバイクがシカと衝突。ドライブレコーダーの映像を見ると、シカはバイクに向かって突進してきていた。シカと衝突した男性は「最初は左に避けようと思ったが、シカがなぜかこっちに突進してきて、避けられずに衝突した」と当時の状況を語る。
運転していた男性は無傷で大事には至らなかったが、50万円相当のバイクが損傷した。
国土交通省によると、「ロードキル」の件数は2022年(令和4年)でおよそ7万件に上るという。
中には、シカと衝突し大怪我を負った人もいる。事故に遭ったのは、釣りYouTuberの神野梓さんだ。当時の写真には、瞼が青く腫れ、鼻や額に痛々しい傷を負った姿が写っていた。釣りに向かう道中、高速道路の真ん中にいたシカを避けきれずに衝突したという。神野さんは「衝撃でハンドルが効かなくなり、ガードレールに突っ込みました」と振り返る。
骨折などはしていないものの、命を落としてもおかしくない事故だったと救急隊に告げられたそうだ。命を救ったのは、迅速な救助だった。それを可能にしたのが、iPhoneの「衝突事故検出機能」だ。この機能は、強い衝撃を感知すると自動でカウントダウンが始まり、反応がないと自動で緊急通報が行われ、位置情報も共有される。
「私はこの機能に、本当に救われました。『まさか』は突然起きる」(神野さん)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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