各地で帰省ラッシュがピークを迎えるなか、初詣よりも一足早く多くの参拝者で神社は混雑しています。そして、新年の初詣にも値上げの波が押し寄せています。
帰省&出国ラッシュで大混雑
東海道新幹線は、ホームいっぱいに乗車を待つ人の列ができています。
最大9連休となる年末年始。27日、東海道新幹線は下りの混雑のピークを迎えました。
空の便も日本航空、全日空ともに国内線の下りと国際線の出国がピークとなりました。
年末年始、羽田空港と成田空港から出国する人はおよそ87万7900人に上るといいます。
神社に馬の絵100枚
街も年末年始のにぎわいです。東京都台東区にある矢先稲荷神社。初詣…にはまだ早いですが、この人出。そのお目当ては…?
天井一面に張られた馬の絵、その数なんと100枚!江戸時代、この地で行われていた弓馬に由来して奉納されました。
織田信長や豊臣秀吉、聖徳太子といった歴史上の人物が馬に乗った雄大な姿が描かれています。
「まず、最初入った瞬間に圧巻でした。天井一面にこんなにたくさんの絵があるんだと思って」
「特に来年午年(うまどし)なのでちょうどタイミングがいいかなと思って来ました」
そう、来年の干支(えと)は午。一足先に、皆さん天井を見上げて馬の絵を写真におさめていました。
「(Q.どんな写真を撮りましたか)弓で的を射ている絵。今かなえたい夢があってその夢を射抜くという意味で。ダンスを習っていてそのダンスで賞を取りたい」
こちらは、栃木県から来たという家族。
フライングで初詣。来年もいい一年になるようにと願いながら、カメラロールがいっぱいになるまで写真を撮りました。
「“ウマくいく年”ですよね」
「“ウマいこと”いうね」
“馬の神社”の矢先稲荷神社。元日からは、馬が金で箔押しされた限定の御朱印も用意されるということです。
“初詣”神社にも値上げの波
一方、年末年始の「天気」を願う人も…。
「年明けに三重県の伊勢神宮とか鳥羽水族館のほうに行く予定なので、天気に恵まれますようにお願いしに来ました」
「(Q.三重県に行くの楽しみ?)はい、楽しみです。旅行中晴れますようにお願いしました」
東京・杉並区にある気象神社。太陽が描かれた「晴守」に、てるてる坊主の形をした「てるてる守り」などかわいらしいデザインのお守りが人気で、多くの人が訪れます。
都内から(40代)
「外走ったり、色々やることが多いので晴れてほしいなというので買っています」
晴れの天気を願うお守りですが、ここでも…。
禰宜(ねぎ) 紺谷大進さん
「800円のものを一律200円値上げした」
800円から1000円へ。物価高などの影響で、「御朱印」や、カラフルな「てるてるみくじ」以外のお守りや絵馬など9割を値上げしました。
「物価高が進み、あとはお守りを丁寧に縫製してくれる職人さんの高齢化による人手不足。人件費も重なったということで、苦渋の決断ながら値上げをさせていただきました」
お守りの値上がりに参拝客からは…。
「もう致し方ないかなという感じですね、お守りなので」
「晴れてくれるなら全然安いものだと思います。天気とかはもう神頼みしかないので」
初詣にも広がる値上げの波…2026年にも押し寄せるのでしょうか。
(「グッド!モーニング」2025年12月28日放送分より)








