2025年〜2026年の年末年始の天気について、詳しくお伝えします。
年末は日本海側で雪エリア広がる
29(月)は南から暖かい空気が流れ込み、寒さは緩んでいます。仙台では8日ぶりに10℃を超え、12℃まで上がる見込みです。雪解けが進みます。積雪の多い日本海側の山沿いを中心に、なだれや屋根からの落雪に注意してください。また、道路がぐちゃぐちゃになったあと夜間に冷えて再び凍結する、なんてこともありそうです。路面状況の悪化にもお気をつけください。
30(火)からは冬型の気圧配置が続きます。つまり、天気傾向は大きく変わらず、日本海側は崩れやすく太平洋側は大体晴れとなりそうです。その中でも年明け以降、1(木)からは上空の寒気が強まります。寒さが厳しく、Uターンラッシュのタイミングで交通機関に影響が出るかもしれません。
新春寒波 車での移動は要注意
2(金)には平地で降るものがあれば雪になるような寒気が、本州の太平洋側まで南下します。等圧線の間隔も狭く、日本海側は大雪や吹雪となりそうです。今回、寒気は西回りで流れ込むため、3(土)には北陸や山陰だけでなく九州北部地方でも雪のエリアが広がる見込みです。
これまで、発達した帯状の雪雲であるJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が長時間同じ地域に流れ込んだ場合に立ち往生が発生するなどの被害が出ています。しかし、現段階ではその予想にはまだ幅があります。移動する前日には天気予報や交通情報を確認した方がよいでしょう。普段は運転しないけれどこの時期だけは家族で出かける、という方もいらっしゃると思います。巻き込まれる可能性も考え、しっかり備えるようにしてください。
初日の出 元旦の天気は
元旦は寒波の影響は大きくないものの、北海道や本州の日本海側、沖縄県は雪や雨が降る見込みです。また東北地方や関東南部は雲が多く、初日の出を見るのは難しいかと思います。一方、そのほかの地域は多少雲があるくらいで晴れて、雲の隙間や雲の上から初日の出を見られそうです。




