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秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまが31歳の誕生日を迎えました。国会で議論されている皇室典範の改正は、女性皇族の結婚にも影響する可能性があります。
姉・小室眞子さんの公務も引き継ぐ
宮内庁が29日午前0時に公開したのは、赤坂御用地を散策する佳子さまの映像です。
31歳となった今年。佳子さまは、都内で開催された行事に77回、地方では12回出席され、ここ数年でいずれも最多となりました。
結婚で皇室を離れた、姉の小室眞子さんが担っていた公務も引き継ぎ、精力的にこなしています。
ただ現在の制度では、佳子さまも、結婚されると皇室を離れることになります。
宮内庁元職員 山下晋司さん
「佳子内親王殿下のご結婚が、今後どういうふうになるかは、まったく分かりませんけれども、突然の婚約内定という発表も、当然あり得る話です」
「佳子内親王殿下のご結婚が、今後どういうふうになるかは、まったく分かりませんけれども、突然の婚約内定という発表も、当然あり得る話です」
佳子さまはご自身の結婚について、2019年に大学卒業にあたりこう答えています。
「結婚の時期については、遅過ぎずできれば良いと考えております。相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません」
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佳子さまの負担になる可能性も
佳子さまが誕生した1994年に26人いた皇族は、現在16人に減少し女性が11人を占めています。皇族数の確保が課題となるなか、政府は女性皇族が結婚後も皇族にとどまる案や、旧皇族の男系男子を養子として復帰させる案を検討しています。
佳子さまの将来にも関わる問題ですが、与野党で意見の溝が埋まらず、結論は来年以降に持ち越しとなりました。
問題を先送りし続けた影響が、佳子さまの負担になる可能性もあるといいます。
山下さん
「仮に『女性皇族が結婚後も皇室に残る』と法改正されても、現行法でこれまでお育ちになった女性皇族に対しては、ご意思を尊重するということになるのでは。(ただ)結婚されて『私は皇籍を離脱します』と選択された場合に、『何のために法改正したのか』となる。非常に過酷な状況に、ご本人が追い込まれると思っています」
「仮に『女性皇族が結婚後も皇室に残る』と法改正されても、現行法でこれまでお育ちになった女性皇族に対しては、ご意思を尊重するということになるのでは。(ただ)結婚されて『私は皇籍を離脱します』と選択された場合に、『何のために法改正したのか』となる。非常に過酷な状況に、ご本人が追い込まれると思っています」
(「グッド!モーニング」2025年12月29日放送分より)
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