今年は最高値をはるかに超える5億円を突破です。新春恒例のマグロの初セリ、そもそもこの「一番マグロ」何が“1番”なんでしょうか。
“一番マグロ”とは?基準は?
解体されるマグロ…新年の初競りで、一番の高値が付いたものです。もちろん、そのお味は。
「おいしい。飲み込みたくない」
そもそも“一番マグロ”とはどんなマグロなのでしょうか?まずは、今年の“一番マグロ”が競り落とされた瞬間です。
「40万」
「50万」
「60万」
「70万」
飛び交っているのは、マグロ1キロあたりの値段です。瞬く間に値は吊り上がり…。
「160万」
「170万」
「180万」
「190万」
「200万」
「210万」
「210万!」
1キロあたり210万円。今年の一番は、青森県大間産、243キロの本マグロなので1本、なんと5億1030万円です。
これまでの最高値は2019年の初競りで、大間産のマグロにつけられた3億3360万円でした。
今年はそれを2億円近く上回り、過去最高に。
「(Q.連絡を受けた時の気持ちは?)ちょうど寝ていたもので、朝早かったし。夢のごとく突然知らされて、びっくりした」
5億円のマグロを釣ったのは、漁師歴45年の伊藤豊一さん。
「相場からみれば、あまりにもかけ離れた金額。『えっ!?』という感じ。私たちも頑張って釣ったので、喜んで食べてもらいたい」
“一番マグロ”を釣った経験のある漁師によると、落札額のおよそ8割が収入になるそうです。
競り落としたのは、全国に「すしざんまい」を展開する「喜代村」です。“一番マグロ”を手にしたのは、実に6年ぶりのこと。
「会社を背負って買っているので、かなり緊張との戦いがあった」
“一番マグロ”高い理由は?
では、マグロの何を見てこれが一番だと判断したのでしょうか?
4日、青森・大間漁港で水揚げされ、豊洲に出荷されたものの中には325キロのマグロもあったといいますが、今年の“一番マグロ”は243キロ…つまり、大きいから一番ということではないようです。
ポイントとなるのは…。
「脂もありました。脂がある割には、赤みの色がすごくきれいで」
その「脂」や「色」を判断するうえで重要なのがマグロの「尾」です。
初競りが始まる前、マグロを見定める関係者らの動きを見てみると、尾の断面に光を当てて何かを確認しています。
「(尾に)脂が乗っているということは、大トロ部分はもっと脂が乗っているだろうとか、(尾に)体全体が凝縮されている。(脂の乗りを)はっきり知りたい場合は(マグロの)大トロ部分を切っておくかなと思うが、そうすると売り物にならないので、“尾だけを切っておくので、あとは自分で目利きしてください”と」
喜代村も、尾の断面が決め手となり“一番マグロ”に5億円以上を投じたそうで。“一番マグロ”の寿司は、お値段据え置きで提供するといいます。 ちなみに。
「“二番”ではありますが、縁起物を食べていただきたい」
“二番マグロ”を競り落としたと話すのは、去年まで5年連続で“一番マグロ”を獲得してきた「オノデラグループ」と「やま幸」。果たして“一番マグロ”との違いは。いくらで二番を落札したのでしょうか?
その値段、1本275万円。5億円に比べると格安に感じますが…。
「とろけます。毎年最高です。“二番”でもおいしく食べさせていただいている」
市場関係者によると、“一番マグロ”はご祝儀相場的な意味合いが大きく、“二番マグロ”もひけを取らないおいしさだといいます。
ともあれ、注目度は抜群の“一番マグロ”。喜代村によると、すしざんまいの全店舗で提供されるということです。







