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年末年始で人の移動が増えるなか、はしかが世界的に流行しています。感染すると、それまでに獲得したすべての免疫がリセットされる危険性もあり、注意が必要です。
感染症対策はワクチン接種
神奈川県 感染対策担当 由利直人課長
「これまで41例ということで感染の報告がありました。都道府県別で見ると全国で1位という状況になっている」
「これまで41例ということで感染の報告がありました。都道府県別で見ると全国で1位という状況になっている」
神奈川県内で急増しているのが「麻疹(ましん)」、通称「はしか」の感染者です。
2024年の感染者は0件でしたが、海外からウイルスが持ち込まれ、去年は41件と大幅に増加しました。
こうした状況を受け、神奈川県は全国で初めてワクチンの無料接種を開始しました。
由利課長
「麻疹は病原体に接してから72時間以内にワクチンの接種を受ければ、発症を予防できる場合がある。接種対象の場合は無料で受けられる。ぜひご活用いただきたい」
「麻疹は病原体に接してから72時間以内にワクチンの接種を受ければ、発症を予防できる場合がある。接種対象の場合は無料で受けられる。ぜひご活用いただきたい」
非常に感染力が強いことで知られる「はしか」。10日ほどの潜伏期間を経て発症し、高熱や発疹などの症状を引き起こします。
肺炎や脳炎などの合併症を起こす恐れもあり、先進国でも1000人に1人が死亡すると言われています。
感染者は世界でも増加傾向にあり、多くの人の移動があった年末年始を経て、これから流行することが懸念されています。
さらに鎌倉女子大学の木下博勝教授が“最大のリスク”として指摘するのが、「はしか」に感染したことで起きる「免疫健忘」です。
「我々はですね、病気にかかったりすると、その病気に対する抗体ができます。それからワクチンを打っても、その病気に対する抗体ができて記憶され続けます。ところがこの麻疹にかかりますと、今まで記憶していた細胞が麻疹のウイルスで破壊されてしまいます。そうすると、今までの免疫の記憶が白紙化されてしまいます」
「インフルエンザもそうですし、肺炎、それから百日ぜきですとか、それから中耳炎ですとか、すべての感染症にかかりやすくなってしまうんですよね。これが数年続きますから、もう一回ワクチン打ち直しでもいいぐらいなんですね」
「インフルエンザもそうですし、肺炎、それから百日ぜきですとか、それから中耳炎ですとか、すべての感染症にかかりやすくなってしまうんですよね。これが数年続きますから、もう一回ワクチン打ち直しでもいいぐらいなんですね」
免疫がリセットされてしまうという、麻疹ウイルスによる「免疫健忘」。「はしか」に感染しないためには、どうしたらいいのでしょうか。
「(子どものころ)ワクチンを打ったとしても、僕ぐらいの年齢(40〜50代)になると、抗体価が下がっている可能性がある。(周囲で)感染の報告があったり、心配な方は抗体価を調べてワクチン接種を行う。自分だけじゃなくて周りの人たち、日本国民を守ることにもなるので、注意していただきたいと思う」
(「グッド!モーニング」2026年1月7日放送分より)
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