1
神奈川県伊勢原市で生まれた漬物石を使った新たなスポーツ「スライドストーン」が、シニアの間で大人気のようだ。老若男女が楽しめる、その魅力を取材した。
シニアでも楽しめる「アイデア」も
高齢者たちが夢中になって楽しんでいるカーリングのようなスポーツは、神奈川県伊勢原市発祥の「スライドストーン」だ。
競技を発案したのは、市内に住む朝田美奇夫さん(91)。
朝田さん
「(高齢者が)手軽にできるものがないかと探したわけです。いろいろなストアとか歩きまして、たまたまこの漬物石にぶつかって、重さも1.5キロでちょうどいいんですね」
「(高齢者が)手軽にできるものがないかと探したわけです。いろいろなストアとか歩きまして、たまたまこの漬物石にぶつかって、重さも1.5キロでちょうどいいんですね」
競技に使うストーンは、なんと市販の漬物石だ。
1チーム6人での対戦。1回に両チーム3人ずつが交互にストーンを滑らせ、5メートル先の的の中心近くにストーンを置いたほうに得点が入る。6回繰り返し、合計得点を競う。
参加者(78)
「週に1度でも、2週間に1度でも、こういうことがあると張り合いにもなる。今週あるからって、楽しく迎えられる」
「週に1度でも、2週間に1度でも、こういうことがあると張り合いにもなる。今週あるからって、楽しく迎えられる」
参加者(77)
「みんなでワイワイやってさ。楽しいですよ。スポーツも兼ねている。コミュニケーションも取れると。一番だと思うけどね」
「みんなでワイワイやってさ。楽しいですよ。スポーツも兼ねている。コミュニケーションも取れると。一番だと思うけどね」
実はこの競技、体力が低下したシニアでも楽しめるようにアイデアが盛り込まれている。
朝田さん
「漬物石をただ床の上に滑らせたんじゃ滑らないんです。どういう素材の上が滑るか探して見つかったのが、防虫ネットなんです」
「漬物石をただ床の上に滑らせたんじゃ滑らないんです。どういう素材の上が滑るか探して見つかったのが、防虫ネットなんです」
レーンの上には、畑で虫よけに使われる農業用の防虫ネットが敷かれているのだ。
これを敷くことでストーンが滑りやすくなり、あまり力を入れなくても遠くまでストーンを送り出すことができるという。
「ある年代になっても楽しくできることが最高です」と話す、競技を発案した朝田さんの妻・明美さん(84)は10年ほど前に腰の病気を患い、一時は杖なしでは歩けなかったという。
ところが、スライドストーンを楽しんで適度に体を動かしているうちに、杖が必要なくなったと話す。
朝田明美さん
「これが一番楽しいので、ハマっています。無理しない程度にできるので、最高だと思います」
「これが一番楽しいので、ハマっています。無理しない程度にできるので、最高だと思います」
2017年に発案された当初は、競技人口は20〜30人だったそうだが、去年10月に開催された大会には120人以上が集まり、参加人数を制限するほどだったという。
スライドストーンの普及に力を注ぐ伊勢原市老人クラブ連合会の森武会長(81)は、こう話す。
「健康長寿で豊かな老後を過ごしたいと。それには、なるべく機会を設けて集まって笑って、にこやかに。これが一番大事なところなんで、この競技がメジャーなスポーツになれるように考えている」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2026年1月8日放送分より)
広告



