制止する警察官をボンネットに乗せたまま車が逃走しました。犯行の一部始終を防犯カメラが捉えました。
犯人逃走中 警察官をボンネットに…
警察官に誘導され、ゆっくりと走る白い車。突然スピードを上げ、制止する警察官を巻き込みながら走っていきます。
よく見ると、警察官をボンネットに乗せています。
そのまま、スピードを落とすことなく走り去っていきました。
現場は、大阪府岸和田市の岸和田駅前通商店街。300年以上の歴史を誇る「岸和田だんじり祭」では、だんじりが通るメインロードにもなっている場所です。
この商店街は岸和田駅から北におよそ265メートル伸びるアーケード商店街で、事件は駅側からおよそ200メートルの地点で起きました。
時刻は、7日午後5時半ごろ。夕方とあって、買い物客や帰宅する人でにぎわう時間帯です。
岸和田駅前通商店街は、午前8時から午後10時まで車の通行が禁止となります。
その時間帯に商店街を走っていた白い車。検問中の警察官が見つけ安全な場所に誘導しようとしましたが、車は警察官をボンネットに乗せて逃走。乗せられた警察官が必死に抵抗する様子も…。
別の角度のカメラを見てみると、異変に気付いたのか、別の警察官も走ってきます。
曲がってきた白い車には、警察官が乗ったまま。現場にいた、もうひとりの警察官が追いかけますが、スピードを落とす気配はありません。
商店街を右側に抜けた車は、およそ700メートル先で警察官を振り落として走り去っていったということです。
巻き込まれた31歳の男性警察官は、軽傷です。
白い車を運転していたのは50代くらいの男で、助手席には女性とみられる同乗者がいたそうです。
「(商店街は)道幅が広くて、アーケードの天井も高い。(通行禁止と)知らない車が入ってくる。入り口に標識あるが、見にくい・場所があまり良くない。見落とす人が結構入ってくる。車が通行するのを見ていると、結構スピードが出ているので、危ないと普段からずっと思っていたので“取り締まり”はすごくありがたい。そのせいで警察官がけがしたのは残念」
専門家“ある可能性”を指摘
そして、その後の警察への取材で事件を起こした車に、よく似た車が岸和田市に隣接する貝塚市で乗り捨てられていたことが、新たに分かりました。
一方で、運転していた男は今も見つかっていません。一体なぜ、事件を起こし逃走しているのでしょうか。
専門家は、今回の映像を見たうえで“ある可能性”を指摘します。
「最初は、警察官の誘導に従ってゆっくり走っている。向かって右側に自転車が走っているうちは無理な行動を取らないような様子でいます。車に対して前側と右側に2人の警察官がついて誘導していました。2人で誘導している状態なので、車の幅分くらいは空いてしまいます。そこから、自転車が途切れたところで、急に加速をして、前と右に立っている警察官の間をすり抜けようとする方向に加速しています。ですので、自転車がいなくなって“邪魔がいなくなったから抜けられる”と思って逃走を図ったように見えました。ブレーキのつもりでアクセルを踏んでしまったというような急加速ではない」
警察は、殺人未遂などの疑いで捜査していますが…。







