社会

ワイド!スクランブル

2026年1月14日 18:00

久米宏さん(81)死去 18年半続けた「ニュースステーション」での「2つの目標」

久米宏さん(81)死去 18年半続けた「ニュースステーション」での「2つの目標」
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 テレビ朝日「ニュースステーション」のキャスターなどで活躍した久米宏さんが亡くなりました。81歳でした。「中学生でも分かるニュース」を目指し、報道番組のあり方を変えた人でした。

報道番組を変えた 久米宏さん

ニュースステーションで久米さんと共演していた小宮悦子さんのコメント(抜粋)
「13年間『ニュースステーション』という大冒険をご一緒させて頂き、本当にありがとうございました。言葉に尽くせないほどの思い出があります。伝えるということ、テレビの何たるかを、一から教えて頂きました。それは幸せな、この上なく幸せな日々でした。改めて、心からの感謝をお伝えしたいです」

固定観念覆す 独自の手法

視覚に訴える見せ方をたくさん発明
視覚に訴える見せ方をたくさん発明

 久米さんはテレビの報道を大きく変えました。今ではニュース番組で定番となっている、政党や派閥など議員の数を積み木で表現する方法や災害や事故の現場をミニチュアの模型で表現する方法など数字や規模などを、視覚に訴える見せ方をたくさん発明しました。

 中でも特徴的なのが政治家の人形です。

 こちらは実際に「ニュースステーション」で使われた人形ですが、久米さんが新聞の挿し絵などに着想を得て考案したもので、自民党総裁選など堅苦しいイメージのある政治のニュースを、二頭身の人形にして動かすなどしてポップで身近なものにしました。

 分かりやすくする工夫は映像だけではありませんでした。

「中学生にもわかるニュース」を目指す
「中学生にもわかるニュース」を目指す

 久米さんは「中学生にもわかるニュース」を目指し、記者には、原稿を「普段話す言葉で書いてほしい」とお願いし、自らも「話し言葉でニュースを読む」ということを心掛け、マスコミが使う専門用語は避け、美しい文章よりも伝わる文章にこだわったといいます。

 また、アドリブに見えた当意即妙なコメントも考えぬかれたもので、新聞全紙に目を通し他局のニュースもチェックしたうえで、誰も考えていない視点を打ち出すことを優先しました。

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2つの目標

 「ニュースステーション」を18年半続けた久米さんですが、そこにはゆるぎない覚悟がありました。

久米さんの2つの目標
久米さんの2つの目標

 久米宏さんは「ニュースステーション」を始めるにあたって、2つの目標を持っていたといいます。

 久米さんの著書「久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった」によると、その2つの目標とは「自由に発言し行動していいという生き方を伝えること」と「自分が生きているうちに日本が再び戦争をしないようにすること」だったといいます。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2026年1月14日放送分より)

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