社会

ABEMA TIMES

2026年1月15日 11:30

中学3年の梶谷恭暉さんが行方不明になって3年…「普段は連絡をしてこないのに…」「似た人物がいたら」母親が手掛かり訴え

中学3年の梶谷恭暉さんが行方不明になって3年…「普段は連絡をしてこないのに…」「似た人物がいたら」母親が手掛かり訴え
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 2022年11月13日、岡山県倉敷市に住む当時中学3年生の男子生徒・梶谷恭暉さん(17)が自宅を出たまま行方が分からなくなって3年が過ぎた。ABEMA的ニュースショーでこの件を2025年12月に特集すると、多くの反響が寄せられた。番組に恭暉さんの母親が生出演し、現状を語った。

【映像】失踪前日に投稿していたXの内容

 これまでの目撃情報について母親は「12月上旬の放送から4件目撃情報が増えた。警察が防犯カメラを確認してくださって、残念ですけれども別人ということが分かっている」と報告した。

 恭暉さんが行方不明になる前日に、Xで投稿していたことについて母親は「中学校3年生の男の子なので、親がスマホをしょっちゅう監視したりということ自体をしていなかった。本人の自主性とか本人を信頼していたので、わざわざ『スマホを見せて』とも言わないですし、本人に任せていたので行方不明になるまでは気づかなかった」と話した。

 恭暉さんがXをやっていたことは知らなかったとして「下の子から聞いて。例えば『Twitter(X)で流行っている話題を話していたよ』とか、あとで聞いた。ああそうなんだ、やっていたんだという感じで」と明かした。

 当時について「11月で高校受験の進路を決めたりする大事な時期で、ちょっと受験のことで悩んでいたのはあった。でも家出しても1日、2日で帰ってくるとしても、こんな3年も帰ってこないということは考えていなかった。受験のことだけで3年間もいなくなるということは、ちょっとないんじゃないかと考えている」と話した。

 消息を絶った当日については「その日に傘を持っていったのは、午前中雨が降っていて11月にしてはちょっと暖かかったんです。それで娘が『お兄ちゃん、傘を持っていったら?』と言ったので、傘を持って行っているんです。その日は昼ご飯の用意をして、片づけをして、下の子と一緒に私が先に出かける予定だったのは、恭暉にはもう伝えていて。先に出ている間に恭暉も塾に行くということで、出かけていました」と説明した。

 塾に行くと話していたが、塾用のカバンを自宅に置いていったという恭暉さん。母親は「塾に行っているものだと思っていた。夕ご飯の用意をして帰ってこないというのが分かるまでは。本人が島に行こうと思ったのは、中学校2年生のときの校外学習で行ったことがあったからだったのか、そこらへんもちょっとよく分かってない」と語った。

 また、恭暉さんは当日、LINEで「6時に帰る」と母親に連絡をしている。母親は「普段はそんな連絡はしないんですけど……。中学校3年生の思春期の男の子が毎日『何時に帰る』なんて連絡は、普段はしないので」と明かした。

「夜中1人でいろいろなところを探し回ったんです。商業施設やゲームセンターや公園など。夜中の3時になってもう『これは』と思って。やっぱり受験にも影響するかなということも考えてぎりぎりまで3時ぐらいまで1人で探したんですけど。やっぱりこれはもう届け出ないとと思って、14日に日付が変わって夜中の3時に警察署に行きました」

 「そのときは夜中ですので、受理だけしてもらって帰ってきて。翌日、私も仕事に行って普通の生活をしていて、夕方警察のほうから生口島で携帯が見つかったという連絡がありました」と振り返った。

 「この時点でスマホを警察が見せてくれると、大きく話が変わったのではないか」という指摘があると、母親は「それができていたら多分、すぐに見つかっているんじゃないかなと思います契約者は私でお金も親が払っていて、使用者が恭暉」と話した。

 恭暉さんが消息を絶って以来、1人で捜索を続けてきたという。「素人の考えで動いていたので、まずは島のお寺とか神社とか、風をよけるようなところにいるんじゃないかと思って、島1つ1つをチラシを持って回って。スーパーの会計するようなところに貼ってもらうお願いをしたり。あとは範囲を広げてしまなみ海道の愛媛県の松山や、手前の広島県、あとは大阪や西成のほうまでもチラシを持って行ったんですけども、やっぱり1人では限界がありまして」。

「なるべくTwitterとか、みなさんに知っていただく方法を考えていたんですけども、なかなかうまく自分1人ではできず。こうやって番組で取り上げてくださって情報が少しずつ集まってきた」

 恭暉さんのスマートフォンについては「警察の方がもう1回恭暉の携帯を調査してみようということで声をかけてくださって。いままでお金を払って探偵事務所に預けていたんですけれども、そちらも解析ができず、探偵事務所から警察に戻してもらうのにちょっと時間がかかっていて。やっとお渡しできるような状況」と説明。

 元東京都知事の舛添要一氏は「サーバーないしスマホの会社に中身を開示してくれと、お母さまが要求されたと思う。先方からそれは個人情報だからダメだという、そういう答えがきたということですよね」と質問。

 母親は「私から通信会社に電話をしたときは、最初お客様センターに電話をしたんですけど『息子が行方不明になっているので、息子の携帯の情報、例えば誰と電話したとか、そういう情報が知りたいんです』ということを説明したのがいけなかったのかもしれない」と振り返る。

「個人情報保護法で、いくら親が契約者で子どもに使わせていても。例えば、親がDVしていて親から逃げていたりとか、そういうところで今度は逆に携帯の通信会社が訴えられる可能性がある。個人情報保護法でそういうことはできないと説明を受けた」

 舛添氏が「私も同じような要求をして同じように断られたことがある。警察からの開示要求があればやりますということだったので、そこから先、私は警察にバトンタッチをした。事件じゃないから警察が開示要求できない、というのはおかしいとずっと思っている」と疑念を示すと、母親は「自分から家を出ている状況とか、橋の上にスマホが置いてあった状況から、警察は多分『自殺』とか『家出』という判断をしたので、事件じゃないということなんですよね」「警察の方も個人情報保護法だったり日本の法律だったり、警察の中の取り決めで、その中では一生懸命いままで捜索もしてくださって、頑張ってくださっているんですけど、やっぱり決まりの壁を越えての捜査はできない。家出人に対して事件として扱えないということだと私は捉えている」と説明した。

 舛添氏が「家出かもしれないけれど、拉致されたような事件性もあるからという、その判断を担当の警察署長がしてくれればできるはず。そこを一番疑問に思っている」と述べると、母親は「最初から『息子が誰かとSNSでやり取りをしていて、実は連れて行かれたんです』と強く言えばよかったかもしれないですけど。もう、受け入れるしかないのかなと……」と話した。

 新たな手掛かりとして、母親は「スターウォーズ」のデザインがされている財布を見せて「これは当日恭暉が持っていた財布。どこかにこれが落ちていたりとか持っている子を見つけてくれたらと思って」「これと同じものをポケットに入れて、1万円入れて出て行っている」と語った。

 母親は「ここ近年、目撃情報が全然なかったのが、スマートフォンを警察がもう一度見てくださったりとか目撃情報も増えて、みなさんに感謝しております。どうしても警察のほうに批判がたくさんきているんですけれども、倉敷警察署の生活安全課の方含め、できる限りの範囲の中で一生懸命捜索をしてくださっているのは、みなさんには誤解のないようにお願いしたい。引き続き、例えばこの財布ですとか恭暉に似た人物がいましたら、倉敷警察署まで連絡をいただけると。大変希望を持って過ごそうと思っていますのでよろしくお願いします」と呼びかけた。

 恭暉さんは保険証など身分を証明するものは持っていない。恭暉さんの母親は警察にDNAを採取してもらっており、身元不明の遺体などが見つかれば自動的に検知されるシステムに登録しているが、これまでに合致したという情報は寄せられていない。

 情報提供 倉敷警察署(086-426-0110)

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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