火災現場のアパートで女性の遺体が見つかった殺人放火事件。周辺では、元日から事件の数日前まで「4つのトラブル」が相次いでいました。
何者かが殺害後に放火か
愛知県で発生した放火殺人事件。事件前に起きていた4つのトラブル。金髪の男性の行方が分かっていません。
「動画撮ったけど男の声らしいものは入っている。女性の言葉は『仕事行かなきゃダメ』『これから仕事でしょ』。男性がそれを嫌がっているという感じ」
事件が起きたのは、17日午前4時半ごろ。発端は、周辺住民からの通報でした。
「ベランダに出たらにおいがして玄関に出た。換気扇から白い煙が出ていた。『これはいかん』ということで警察と消防に電話した」
その直前にある物音も聞かれていました。
部屋には鍵がかかっていて、ベランダから消防隊員が室内に入ると、ベッドの上で女性の遺体を発見。後に、この部屋に住む小川晃子さん(42)と判明します。争った跡や物色された形跡はありませんでした。
死因は、首を絞められたことによる窒息死。警察は、何者かが小川さんを殺害した後に放火したとみています。
事件前にあった“4つのトラブル”
この集合住宅では、トラブルが相次いでいました。
まず正月の未明、被害者の女性と金髪の男性と会話を交わした人がいました。
「亡くなった人(被害者女性)が酔っ払って倒れていた時に、それを介抱していた男の人(がいた)。倒れていたから『部屋まで運びます』と言ったら、(金髪の男性が)『いいです、いいです』と。(被害者が)倒れていたが起き上がった。自分で立てるのなら帰れるかなと放置して、20分後くらいに見たらいなかったから帰ったと。男の人としゃべった時にちょうど明るいので顔を見たけど“金髪”で、警察が来て写真を見せられて『この人ですか』と言われて『そうです』と」
警察も関心を寄せる金髪の男性。この後も、たびたび目撃されることになります。
関連は分かっていませんが、事件2日前の15日、今度はマンション周辺で駐車トラブルが起きます。
「15日に迷惑駐車があった。朝7時にその車両が入ってきて、駐車場に入れない、他の車が入れない位置に止めていて私が警察に電話した」
通報した人は、その写真も撮っていました。シルバーの軽自動車が入り口をふさぐように止まっています。ここでも金髪の男性が目撃されています。
同じく事件2日前、酒に関するトラブルも起きています。女性から警察に相談があったそうです。
「酒に酔った知り合いがいなくなった。警察は知らないか」
事件との関連は分かっていませんが、これは事件2日前に撮影された映像。
「動画を撮った。男性の声らしいものは入っている。私と警察で迷惑車両の横で話を始めたら男性が興奮し始めて、階段で女性と言い争いを始めた。女性は『仕事行かなきゃダメ』『これから仕事でしょ』という言葉。男性がそれを嫌がっていた感じ。これが15日の話」
トラブルを見たのは、一人ではありません。
「15日の夜のトラブルは、扉をたたいて『出て来いと言っているだろ開けろよ』と言っていたので、『ちゃんとLINE返せよ分かったな』と言って、警察の人が『もう帰りなさい、帰りなさい』と言って送り出して帰らせた。『覚えてろよ!』みたいな感じで去って行った」
男性に声をかけた人もいました。
「住人(被害者)は出勤しているから今いないですよ』と。(家を)出る前にもうドンドンやってたから異常ですね。『いないですよ』と言ったら『はぁ』と言われて、その後『俺酔っ払いだから』と言ったら本当に酒の匂いがプンプンしていた。面長の顔してたかな、髪の毛が金髪。ただ酔っ払ってる。真っ赤っかな顔してたから」
普段から2人の様子を見ていました。
「(Q.脅されているような?)そんなふうじゃない。仲良くかは分からない。普通の女の人。ショートカットで少し茶色くしてた」
そして事件前日も、警察が来るトラブルは起きています。
「金曜日の午前中にドアをたたいて『出て来いバカ野郎』と。警察がなだめて帰って行った。犬がいつも夜に鳴いていた」
被害者と話をした人もいました。
「(事件の)前の日の金曜日の午前中か。私が自宅にいる時に、隣に男の人がドアをドンドンたたいて蹴ったりすごい勢いで『入れろ』とかそんなような声、暴言吐いてました。その女性に『ワンちゃんがずっと鳴いてる』と。確か(夕方)5時くらいだと思う。その時、また私が『ワンちゃんどうにかしてね』と言った時に、その女性の方が『もう来ないから大丈夫です』と言った。(事件前日)夕方最後に会ったのは『もう大丈夫です。もう来ないから』という言葉が最後」
元刑事「犯行は計画的なものではない」
犯行は計画的なものではないという見方もあります。
佐々木成三氏
「容疑者が(玄関の)鍵をかけたのであれば、警察への認知を遅らせる目的があったと思う。ただ放火で発覚が早くなっていることになり、容疑者の目的に沿った結果になっていない。感情的になって容疑者がこういった想像ができなかったと感じる」
事件の鍵を握る金髪の男性。関連は分かっていませんが、泥酔して大声で叫んでいたのは小川さんの知人男性。そして、この男性の行方が分かっていないことが分かりました。
(2026年1月19日放送分より)










