今シーズン最強寒波の影響で、北海道や新潟では大雪となっています。21日から22日にかけて、東京でも雪がちらつく可能性があります。
北海道でホワイトアウト多発
横殴りで強く降りしきる雪。
20日、網走では最大瞬間風速22.5メートル、羅臼では28メートルを観測するなど強い風が吹き荒れた北海道。
観光名所・小樽では観光の目玉である運河クルーズが終日運休。船に積もった雪をおろしていました。
歩道は降り続く雪で視界がかすみ、車道は先がほとんど見通せない“ホワイトアウト”のような状態になっています。
函館でも、海は激しく荒れ、暴風と共に雪が降りしきります。
「(Q.この風は強く感じる?)まあ感じるね。スキー場に来ているような感じ」
「びっくりするぐらいふぶいていて。先にホテルに行こうかなと」
「これ(耳当て)ここで買いました」
この寒波の影響で空の便は、新千歳空港などを離発着する便が全日空と日本航空、合わせて120便欠航。7600人以上に影響が出ました。
大雪は北海道だけではありません。
今週始めに、北日本にとどまっていた寒気は日が経つごとに南下。東日本そして西日本と列島をすっぽりと覆う形に。
東北は大雪・暴風
73センチの積雪を記録した青森市では、100メートル先の信号さえかすむ視界。
雪の中を散歩していたワンちゃんも1分後には、あまりの吹雪に姿が見えなくなってしまいました。
20日は雪だけでなく風も強く、住民も大苦戦。傘を差しますが、前に進めず。あえなく断念していました。
日本屈指の豪雪地帯・酸ケ湯も積雪が平年の1.4倍に。
今季最大となる46センチの積雪を記録した五所川原市では、津軽鉄道が踏切で緊急停止。
「踏切で軽トラックが中にいて、その手前で止まったんだけど、どうなっているんだ、これ。出ていけるかどうか」
雪が積もった線路の上で軽トラックが立ち往生していました。
「いや危ない、止まれてよかった」
その後、電車の運転手らも一緒に雪かき。軽トラックを無事に脱出させることができました。
暴風雪警報が発表された岩手でも、前を走る車がぼんやりと見える程度の視界となり、車のスタックや事故が多発。幹線道路が通行止めとなり、警察官が対応に追われていました。
秋田でも大雪の影響で、秋田新幹線は始発から盛岡駅と秋田駅の間の上下線で運転を見合わせ。
「秋田から仙台です。午前9時から6時間待ちました」
「私は埼玉の大宮まで。代替の盛岡まで行くバスです」
午後3時ごろに全線で運転を再開しましたが、上下線17本が運休。およそ3400人に影響が出ました。
灯油の配達依頼が殺到
今季、最も長期化すると予想されている今回の寒波。
山形県米沢市では、長期戦に備える人たちの姿がありました。
米沢市にある灯油の配送業者には、給油の依頼が殺到していました。
「きょうは40件くらいですかね。寒波がくるというふうなニュースが流れていますので(普段の)1.5倍くらいは出ている」
こちらの業者は、依頼のあった場所に灯油を宅配。ふぶく中での配送は“細心の注意”を払っているといいます。
渡部剛さん
「運転に関しては危険物というのもありますので、気を付けるように運転しています。きょうも午前中行った所がホワイトアウトで見えないような所で配達していたんですけれども。やっぱり手に汗かきますよね、怖いです。事故を起こすことが一番ダメなんで」
向かった先は精肉店。建物の裏手にあるタンクに補給した灯油は、店舗と自宅のストーブなどで使います。
「大体どこのご家庭も(タンクは)家の裏にありますね」
「(Q.雪がもっと積もったら入れないのでは?)入れなくなる所もありますね。雪の下になっていたりする時もあります」
雪が積もると給油が困難になるため、早めに給油を依頼する人が増えるといいます。
「いや、どうするか悩んだんよ、寒波くるって言うしお願いしていいものかどうかと」
「(Q.まだ半分くらい残っていたみたいですけど)やっぱり何かあった時に必要だけれど給油できないという状況がかなりあったので。早め早めに給油をするっていうのを心得てる」
最強寒波の影響はお隣、新潟県にも…。
高齢者サービス送迎に悪戦苦闘
20日午後3時すぎの越後湯沢駅前。大勢の観光客が訪れる中、この時間も雪が降り続いていました。そして、駅前にある足湯の周りには雪が積もって白くなっています。
駅前を歩く観光客は強くなる雪を防ぐため、皆、帽子やフードをかぶっていました。
越後湯沢駅から車でおよそ50分。積雪が101センチに達した新潟県津南町では…。
町内にある特別養護老人ホーム恵福園。雪が降りしきる中、デイサービスを利用する高齢者の送迎を行っていました。
時間が経つにつれ、どんどんと強さを増す吹雪。利用者の自宅に到着すると、雪が解け、自宅前は水浸しに。足元が悪い中での送迎に利用者は…。
「(Q.毎日利用されているんですか?)私は週に1回」
「(Q.雪の中の送り迎えはどう思う?)感謝してます」
さらに送迎は続きます。吹雪の中、送迎してくれたスタッフにミカンをプレゼントする家族もいました。
「(雪の中の送迎は)ありがたいですよね。本当に。なかなか、うちだけだと手が回らないので」
ふぶく中での送迎に現場スタッフはこう話します。
「(Q.(利用者に)何か言われますか?)ありがとう、感謝してますっていうことで、すごく皆さんに言われて、私たちはそれをパワーにしている」
無病息災を願い大寒に滝行
気温マイナス2.1℃。雪が降りしきる中、滝に打たれる参拝者たち。白装束を身にまとう人や、ふんどし一枚の人の姿も。
20日は、1年で寒さが最も厳しい時期とされる「大寒」。富山県のお寺で、高さ6メートルから流れ落ちる冷たい水に耐えながら無病息災を祈りました。
「勢いがすごくて、冷たくて怖かったんですけど、やってみて、すっきりしました」
極寒の中、すっきりする人もいれば…。
「これで4年目なんですけど、やはり年次の行事としてすごく身が引き締まる思いですね。早くあたたかい服が着たいです」
最強・最長寒波の足音は東京でも…。ゴーゴーと風の音が響き、風速計は激しくくるくると回り続けるほど冷たい風が強く吹き荒れました。
(2026年1月21日放送分より)
テレ朝天気
















