茨城県水戸市のアパートで妊娠中のネイリストの女性が殺害された事件で、警察は元交際相手で28歳の男を逮捕しました。
水戸ネイリスト殺害で急展開
大みそかの夜に起きた凄惨(せいさん)な事件が21日、急展開を迎えました。
「本日、容疑者を殺人罪で通常逮捕いたしました。会社員の大内拓実、28歳、男であります」
警察によりますと、大内容疑者は被害者の元交際相手だということです。
殺害されたのは、ネイリストの小松本遥さん(31)。妊娠中だったといいます。
事件は、まもなく新年を迎えようとしている12月31日の午後7時すぎに発覚しました。現場は、小松本さんが夫と暮らす水戸市のアパートです。
この日、夫が帰宅すると、鍵は閉まっておらず、玄関の内側で血を流して倒れていた小松本さんを発見しました。
首を刃物で刺され、頭を鈍器のようなもので殴られていたといいます。
妊娠中だった小松本さん。体には腹部を守るためについたとみられる傷などが数十カ所ありました。
小松本さんは刃物や鈍器で執拗(しつよう)に襲われたとみられていて、頭には骨折した箇所もありました。警察は、犯人が強い殺意を持って、小松本さんを襲った可能性があるとみて捜査を続けていました。
21日に逮捕された、元交際相手の大内容疑者。水戸市に隣接する城里町に住んでいて、自宅は小松本さんのアパートから車でおよそ20分の場所にあります。
「おとなしい、優しい。学生のころ友達が多かったと聞いた」
「(Q.容疑者はずっとこの地域に住んでいる?)そう、先祖からの土地だから」
「回覧板持っていくと(仕事が)休みで(家に)いたら『ご苦労様です』と言ってハキハキしていて、あいさつもする。愛嬌(あいきょう)がある、良い息子だなという印象」
「(Q.最近変わった様子は?)特別、私らに対しては何も変化はなかった」
事件4日前に“ストーカー相談”
事件発生から3週間余り。なぜ、大内容疑者が浮上したのでしょうか?
「関係者の聴取や被害者のスマートフォンの精査等を進めてきたところ、被害者の過去の交際相手として今回逮捕した、大内拓実容疑者が浮上しました。大内についてはその身辺を捜査しつつ、1月中旬に任意で事情聴取したが、犯行を自認するには至りませんでした。しかしながら、その際に押収した証拠品の分析や精査、容疑者の身辺等の捜査結果により大内拓実を本件の容疑者と特定するに至った」
警察によりますと、大内容疑者と小松本さんは2024年に交際を始め、その年のうちに別れていたといいます。
その翌年、2025年にはこんな出来事が…。去年、小松本さんは警察に連絡をしていました。事件の4日前、12月27日にストーカー被害に関する相談を寄せていたということです。
事件前の電話は、こんな内容だったそうです。
「元カレからのストーカーみたいなものを相談しに行くとしたら、どこの課に行けばいいですか」
その「元カレ」が大内容疑者を指していたのかは今のところ不明です。この電話で小松本さんは名前を名乗らず、警察は切迫した様子もなかったとしています。
また警察には、大内容疑者が去年の秋ごろから事件が起きた12月ごろまで「小松本さんの居場所を知人らに聞き回っていた」という情報も入っていたそうです。
元交際相手は容疑否認
2人の間に、何があったのでしょうか?
事件があった大みそか、自宅にいた小松本さんは夕方に外出し、その後、夫も仕事に向かいました。午後5時前、小松本さんは外出先から夫に「今から帰る」と電話をしています。夫が帰宅し、倒れている小松本さんを発見したのが、午後7時すぎ。警察は、この間に大内容疑者が犯行に及んだとみています。
「(去年)12月31日午後5時20分ごろから午後7時15分ごろまでの間、(容疑者が)被害者に対し、殺意もって殺害したものであります」
警察の取り調べに対し、大内容疑者は「事実無根で何も知りません」と容疑を否認しています。
(2026年1月21日放送分より)







