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阿蘇山の火口で遊覧ヘリが墜落してから丸2日が経ちましたが、いまだ台湾から来た乗客の男女2人とパイロットの安否がわかっていません。
空からはヘリやドローン、地上からは、警察官や消防士らがガスマスクをつけての捜索活動です。国土交通省の事故調査官も現地に入りました。
運輸安全委員会 田上啓介航空事故調査官
「火口での事故というのは、私として初めてと理解しております。調査については、非常に難航することが予測できます」
「火口での事故というのは、私として初めてと理解しております。調査については、非常に難航することが予測できます」
世界最大級のカルデラ火山として知られる阿蘇山。火口から立ちのぼる煙が活発な火山活動を物語っています。その奥に大破した機体がありました。
今回、墜落したのは、10分ほどの遊覧飛行で、大人1人1万4000円のコースでした。
ヘリが離陸したのは、20日午前11時ごろのこと。ヘリからの緊急信号と、乗客のスマホの衝撃通報装置が異常を知らせました。
墜落地点は、離陸した観光施設から5キロほど離れた中岳火口の中。展望エリアからは500メートルほど。火山ガスや水蒸気が濃く出ていなければ、見える場所に墜落したことになります。
パイロットは、40年の飛行経験を持つベテランだそうです。
運航会社『匠航空』 福長秀人運航部長補佐
「操縦での間違いとか、そういうのは考えづらいというのが、いまのところの見解」
「操縦での間違いとか、そういうのは考えづらいというのが、いまのところの見解」
運航会社『匠航空』 森岡匠社長
「別の機体も飛んでおりまして、特に視界が著しく不良とか、濃霧が出ているとか、報告は一切受けておりません。火口の上空は何かあったときに、回収や対応が非常に難しいということもありまして、火口の上空、直上を飛ぶということは、完全に避けております」
「別の機体も飛んでおりまして、特に視界が著しく不良とか、濃霧が出ているとか、報告は一切受けておりません。火口の上空は何かあったときに、回収や対応が非常に難しいということもありまして、火口の上空、直上を飛ぶということは、完全に避けております」
ただ、この会社が運航する遊覧ヘリでは、2024年5月にも不時着事故があり、乗客・乗員3人が重傷を負いました。
近年も、度々、大きな噴煙を上げ、活発な火山活動を繰り返している阿蘇山。その火口に、へリが墜落したことが捜索活動を困難にしています。
ドローンで、火口内の調査を行ったことの野口克也さんは、“四重苦”がある状況だといいます。
JDRONE 野口克也さん
「火山的な爆発や噴火、噴気が起きるようなことが、物理的に危険だというのがひとつ。火口の中で、人間が何分以内に意識を失うガスがたまっている。いろいろなところから蒸気が出ていて、温度環境も常に不安定。ガスと温度と噴火の危険性。地形的に崩れやすい斜面。四重苦みたいな形になっていると思う。そのなかで、二次災害を防ぎながら、活動するのは、厳しいだろうなと」
「火山的な爆発や噴火、噴気が起きるようなことが、物理的に危険だというのがひとつ。火口の中で、人間が何分以内に意識を失うガスがたまっている。いろいろなところから蒸気が出ていて、温度環境も常に不安定。ガスと温度と噴火の危険性。地形的に崩れやすい斜面。四重苦みたいな形になっていると思う。そのなかで、二次災害を防ぎながら、活動するのは、厳しいだろうなと」
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