社会

サタデーステーション

2026年1月25日 00:51

“最強最長寒波”再びピークに「大雪の恐怖」各地で深刻な影響

“最強最長寒波”再びピークに「大雪の恐怖」各地で深刻な影響
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日本列島を襲う、今シーズン最強・最長の寒波が、今夜、2度目のピークを迎えています。長引く寒波による大雪などで、物流をはじめ、日常生活にも深刻な影響が。(1月24日サタデーステーションOA)

都内の飲食店も「モノが届かない」

24日夜になると関東でも雪が降り始めました。

報告 朝倉有香ディレクター(24日群馬・みなかみ町)
「午後7時、みなかみ町です。雪の粒が大きくなってきました。振り方強くなってきました。視界が悪くなってきました」

群馬県みなかみ町では、このあと、断続的に雪が降り続き、25日午後にかけて大雪となる恐れがあります。町内の飲食店では、大雪に対する備えを始めていました。

お食事処「佳のこ」 田中明義 さん
「対策は(日中に)灯油を買ったり、(屋根から)雪が早く落ちるようにストーブを一日中たきっぱなしにする」

東京では、八王子で-6.1℃、都心でも-1.3℃となるなど、厳しい寒さに。大きな影響が出ていたのが飲食店です。

魚旬本店 小松睦 店長
「ブリがもうこれしかない。これで1日分なんですけど」

魚料理が人気の居酒屋では、メニューの7割を占める北陸の海鮮が大雪の影響で21日前から届いていません。急遽、別の産地から食材を集めたといいます

魚旬本店 小松睦 店長
「今週はギリギリ調達できました。来週以降も続くようなことがあれば、ご予約をお断りすることが起こりかねない」
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大雪で物流も困難 トラック運転手は

20日から強烈な寒波となり発達した雪雲がかかっていた北陸周辺。サタデーステーションは、物流を支えるトラック運転手に同行しました。

若松梱包運輸倉庫 吉田夏海さん(24日石川・白山市)
「今日はちょっと多いです。大きい問屋さんに2軒行くんで」

24日、食料品を運ぶという、ドライバー歴7年の吉田さん。この日は、石川県白山市から富山県高岡市へ行きます。吉田さんには、ある心配が。

若松梱包運輸倉庫 吉田夏海さん(24日石川・白山市)
「道がガタガタになっちゃって(商品が)壊れたりとかしないか心配ですね。配送先の方も嫌がるしこっちもそういうのをお届けするのも嫌なので。やっぱりちょっと心配ですね」

荷物の重さは、約4トン。この日予定しているルートに通行止めなどはありませんでしたが、無事に届けられるのでしょうか。走ること30分。

報告・矢谷一樹ディレクター
「富山県に入った途端景色がガラッと変わり雪景色となりました」

道路上には凍った雪が残っていました。ガタガタ揺れているのがわかります。さらに30分後には景色が一変。吉田さんも緊張感が高まったそうです。

若松梱包運輸倉庫 吉田夏海さん(24日石川・白山市)
「前のめりになって運転しちゃいました怖くて。ちょっとブレーキを軽く踏んでしまったりすると、そこまで大きなスピンとかはしないんですけど、ちょっと滑ってしまったりとかはあるので」

この先、高速道路を降りた後が最も心配する所だと言います。実際、下道には、雪が多く残っていました。

矢谷一樹ディレクター
「さきほどよりも慎重に、速度を落として走行しているように見えます」

吉田さんは、ルートの変更を検討することに。道幅を考慮し遠回りすることにしました。通常であれば、1時間ほどのところ、この日は1時間半かけて無事到着。そこには、ドライバーとしてのプライドが。

若松梱包運輸倉庫 吉田夏海さん(24日石川・白山市)
「配達先におろした荷物はさらに細かく別のところに行ったりもするので人に迷惑をかけずにこの荷物を絶対に届ける。待ってくれている人のために」
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雪に埋まった家で見えた雪の恐怖

24日までの3日間で、全国で一番雪が降っている、新潟県・魚沼市。最深積雪は259センチにもおよびます。

仁科健吾アナウンサー(24日新潟・魚沼市)
「玄関が雪で埋もれています」

1階部分が雪に埋まった住宅から出てきてくれたのが、この家に70年以上住む榎本さん(78歳)。

仁科健吾アナウンサー
「(窓の外は)雪が迫ってきている感じ」
榎本さん
「部屋は真っ暗。珍しい、1週間以上続いてる。窓ガラスが割れると困るので板をしている」

しかし、その木の板の間から雪が迫ってきます。魚沼市では、月曜に105センチだった積雪が急増。22日から2メートルを超える日が続いています。特に注意しているのが、命に係わる部屋の温度だといいます。

榎本さん
「エアコンはダメ。ストーブが3つ4つ5つ…」

エアコンは室外機が埋まってしまっているため使えず、ストーブ7個を使い、トイレや風呂場まで温めます。家が雪で覆われているため、雪自体の温度に加え、太陽光が届かず、ストーブを使わないと昼でもマイナスになることもあるといいます。

榎本さん
「(ストーブは)全部灯油。例年の大体倍」
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“平年の10倍の雪”交通トラブル続出

22日、顕著な大雪に関する情報が発表された福井県敦賀市では、平年の約10倍の雪が積もりました。

報告・内田吾郎ディレクター(24日福井・敦賀市)
「一気に雪が降り始めました。除雪車も今動いていて雪かきを進めている様子です」

長引く寒波によって、交通トラブルが相次ぎました。

報告・内田吾郎ディレクター(23日福井・敦賀市)
「こちらの車はスリップして中央分離帯に乗り上げてしまって動けなくなっているようです」

いたるところで見られた幹線道路上に止まる車。トラックも身動きが取れなくなってしまったようです。この場所はというと、交差点のど真ん中。右折しようとしたところ、スタックしてしまったようです。

報告・田丸由樹ディレクター(23日福井・敦賀市)
「タイヤとタイヤの間に完全に雪が入ってしまっています」

助けにやってきたのは除雪車です。後ろから押して。

報告・田丸由樹ディレクター(23日福井・敦賀市)
「今トラックが動き出しました」

北陸地方の大動脈でもある国道8号では車の立ち往生があり、通行止めに。長引く寒波によって福井市の国道事務所では、異例の200人態勢で対応に当たっていました。どこを除雪するかは、24時間態勢でモニターをチェック。判断の目安は“色”だそうです。

福井河川国道事務所計画課 大森功一課長(23日福井市)
「路面が黒くなるように管理していまして。今雪が積もってきてやや白色になってきたので元の黒色の状況に戻すように除雪をしている。今まさにその作業中ですね」
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25日も大雪続く見込み

米子自動車道では、23日も冬用タイヤを装着するよう規制が行われていました。

報告・藤澤愛ディレクター
「今、車が通過していきます。あちらのモニターにOKと表示されています」

走行中の車両のタイヤを撮影し、AIがスタッドレスタイヤを判別。ノーマルタイヤの場合は、高速を降りるよう係員が誘導します。

人力でパトロールする部隊もあります。路面の凍結や、路肩の雪が走行車線にはみ出していないかなどを目視で確認。本部とオンラインで繋ぎライブ配信のように報告。

NEXCO西日本 米子高速道路事務所 宇野久水統括課長
「三平山トンネルにかかったところです。ここまでは路面半湿」
NEXCO西日本 米子高速道路事務所 宇野久水統括課長
「実際に走ったときにモニターと少し感じ方が違うところもございますので吹雪いて前が見えないと視距離がどれくらいかというところもしっかり確認しながら報告していく」

NEXCO東日本によりますと、高速道路は24日夜から北陸道や関越道、上信越道の一部区間で通行止めとなっています。天候次第では新たな通行止めが実施される可能性もあるということです。

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