全国で路上喫煙の規制が強化される中、コインパーキングなど私有地で、たばこを吸ってポイ捨てをする問題が相次いでいます。敷地の所有者が対策を重ねても、マナー違反者が後を絶たない現状を取材しました。
「ルール知らない」外国人客
駐車スペースごとに「場内禁煙」の看板が立てられています。東京・新宿区のJR高田馬場駅近くの駐車場に設置されている12枚の看板。禁煙を呼びかける看板の下には、大量のたばこの吸い殻が捨てられています。
「駐車場を使わずに結構たむろして、たばこを吸ってるのはちょっと邪魔だなと思います。僕自身もたばこを吸うんですけど、わざわざ外で吸う必要あるのかなと」
駐車場から歩いて2分の場所には、駅の喫煙所があります。悪質な喫煙やポイ捨てに、駐車場の運営者も悲鳴を上げています。
新宿区では全域で路上喫煙が禁止されています。ただ、駐車場は私有地にあたるため、条例上の路上喫煙には該当しません。
番組で駐車場のひと区画に落ちている吸い殻を集めてみると、98本ありました。
取材している間にも、駐車スペースのど真ん中で堂々とたばこを吸う人がいました。声をかけてみました。
「すみません、私は旅行です。日本のルール、私は知りません」
海外から日本に旅行にきたという男性。喫煙禁止の駐車場内のルールを知らなかったと弁解します。
「みんな吸っている」釈明
近隣の住民も、喫煙者のたまり場になっていることに困っていて、自主的に清掃活動をする人たちもいました。
「吸い殻を拾っています。普通に汚いなと思って」
「(Q.どういうメンバーで拾っていた?)会社の人たちと一緒に拾っていました」
週に1回清掃をしていますが、なかなか状況は改善しないといいます。
これでも少ない方だとだという吸い殻。清掃でいったんはきれいになりましたが、その10分後には、ルールを守らない喫煙者が次々と現れます。
「(Q.どうして、この場所で吸っている?)ストレス」
「(Q.外国の方ですか?)中国」
「(Q.旅行?)留学」
「(Q.ここで吸っている理由は?)うーん、(落ちている)吸い殻が多くて喫煙所が少なくて、みんな駐車場でたばこ吸います」
「(Q.吸っちゃいけないのは知っている?)はい、駐車場が便利で」
番組スタッフが目の前にいるにもかかわらず、中国人留学生の男性は地面にたばこを投げ捨てました。
「(Q.持って帰ってはくれない?)うーん」
スタッフの注意に考え込む男性。すると、自ら捨てたたばこを拾い持ち帰りました。
後を絶たないたばこを巡るトラブルに、新宿区の担当者はこう説明しています。
(2026年1月27日放送分より)





